女子日本代表:実戦形式の2連戦を勝利で終え、第8次強化合宿を無事終了
AKATSUKI FIVE 女子日本代表は8月24日(火)から第8次強化合宿をスタートさせ、最後の2日間は群馬県・高崎アリーナへ移動し、実戦形式の2連戦を行いました。短期間でチーム原則の徹底と落とし込みに注力してきた恩塚亨ヘッドコーチは、「お互いがプレーを感じ取って、瞬時にシンクロして、力を合わせて、素早い適応能力で連続し、日本のスピードを生かして展開されるバスケットを発揮」できるように準備し、初の試合に臨みます。
9月2日(木)に行われたトレーニングゲームでのトヨタ自動車アンテロープスは、東京2020オリンピックで銀メダルに導いた長岡萌映子選手、三好南穂選手、馬瓜エブリン選手が先発出場し、元気な姿を見せてくれました。新生女子日本代表はオコエ桃仁花選手 (富士通 レッドウェーブ)、山本麻衣選手 (トヨタ自動車アンテロープス)、根本葉瑠乃選手(三菱電機コアラーズ)が続けざまに3ポイントシュートを決め、18-9と序盤からリードを広げます。
様々な組み合わせを試しながら試合は進み、ターンオーバー22本など課題点も多々ありました。しかし、それ以上に攻守に渡って良いコンビネーションが見られ、アシストは20本、リバウンドも43本、シュート成功率55.4%で上回り、白星スタートを切りました。
女子日本代表 ○95-77 トヨタ自動車アンテロープス
オリンピック銀メダリストが揃ったトヨタ自動車アンテロープス戦
合宿最終日となった9月3日(金)は、「Wリーグ オータムカップ 2021 in 高崎」(有観客試合)のオープニングゲームで、シャンソン化粧品シャンソンVマジックと対戦。トヨタ自動車戦で良かった部分をシャンソンに消され、苦しい展開が続きます。スピードで世界を凌駕した女子日本代表でしたが、「相手も速いからなかなか思うようにいかず、競ることも多いと思います」と林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)が警戒していたとおり、シャンソンの素早いプレーの前に前半は35-35と同点で折り返します。
後半もシャンソンがリードする形で試合が進みます。女子日本代表はリバウンドでつなぎながら得点を返し、根本葉瑠乃選手 (三菱電機 コアラーズ)のバスケットカウントで64-62と逆転に成功。オコエ選手の3ポイントシュートを皮切りに、馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)ら3×3女子日本代表を含めた東京2020オリンピック出場メンバーが奮起し、辛くも勝利することができました。山本選手はトヨタ自動車戦での12点に続き、18点を挙げてチームハイ。アシストも6本を記録しています。
女子日本代表 ○75-70 シャンソン化粧品シャンソンVマジック
2試合ともチームハイの活躍を見せた山本麻衣選手
【試合後コメント】
■恩塚亨ヘッドコーチ
チームとしての理想を掲げ、志を持ってプレーすることで、選手自身がエネルギーを作り出し、その高いエネルギーでプレーすることができました。この2試合で私から発破をかけてプレーさせたこともなかったです。一方で、理想や志が高い分、うまくいかなかったときにそれを処理することができず、今日も苦しい時間帯は失敗した気持ちの方が強くなって受け止めらきれなかったところもありました。ただ、それもゲームの後半になるにつれて、選手たちがお互いに声を掛け合って、その状況から打破してプレーできたことが、今回のゲームでの一番の成果だと考えています。
■オコエ 桃仁花選手
3ポイントシュートの精度が上がってきているので、FIBA女子アジアカップに向けても、この良い状態を維持していきたいです。オリンピックに向けた合宿のときから、チャンスがあれば積極的に打って行くことを意識し続けてきたので、自然と身について打てるようになりました。このチームは若いですし、オリンピックを経験してきたのでリーダーシップをしっかりと執っていきたいです。
■中田 珠未選手
今回の合宿でスキルワークに取り組む時間が多かったですが、今までよりもドライブに行った後にしっかりとまわりを見られるようになったのは良かった点です。逆に、決めきれるシュートを落としてしまった時間帯があり、そういうときはディフェンスで耐えなければいけないにも関わらず、それがうまくできなかったのは反省点です。FIBA女子アジアカップでは、その時間帯が大事になってくるので、もっと粘ってしっかりオフェンスにつなげられるようにしたいです。課題もたくさん見つかりましたが、2試合ともしっかりと勝ち切ることができたのは次につながる終わり方ができたと思います。
第8次強化合宿はこの試合をもって終了し、一旦、日本代表チームは解散となります。今後、選手選考が行われ、第9次強化合宿を経て5連覇をかけてアジアカップ本番へと臨みます。ぜひ、女子日本代表チームに大きなご声援をお願いいたします。
なお、現在Wリーグの開幕に向けて所属チームが一堂に会するプレシーズンゲーム「Wリーグ オータムカップ 2021 in 高崎」(有観客試合)が開催中です (※ENEOSサンフラワーズ、富士通レッドウェーブは出場辞退)。全ての試合はバスケットLIVE、SPOZONEにて配信され、オリンピック銀メダリストも参戦中。こちらもぜひお楽しみください。
9月2日(木)に行われたトレーニングゲームでのトヨタ自動車アンテロープスは、東京2020オリンピックで銀メダルに導いた長岡萌映子選手、三好南穂選手、馬瓜エブリン選手が先発出場し、元気な姿を見せてくれました。新生女子日本代表はオコエ桃仁花選手 (富士通 レッドウェーブ)、山本麻衣選手 (トヨタ自動車アンテロープス)、根本葉瑠乃選手(三菱電機コアラーズ)が続けざまに3ポイントシュートを決め、18-9と序盤からリードを広げます。
様々な組み合わせを試しながら試合は進み、ターンオーバー22本など課題点も多々ありました。しかし、それ以上に攻守に渡って良いコンビネーションが見られ、アシストは20本、リバウンドも43本、シュート成功率55.4%で上回り、白星スタートを切りました。
女子日本代表 ○95-77 トヨタ自動車アンテロープス
オリンピック銀メダリストが揃ったトヨタ自動車アンテロープス戦
合宿最終日となった9月3日(金)は、「Wリーグ オータムカップ 2021 in 高崎」(有観客試合)のオープニングゲームで、シャンソン化粧品シャンソンVマジックと対戦。トヨタ自動車戦で良かった部分をシャンソンに消され、苦しい展開が続きます。スピードで世界を凌駕した女子日本代表でしたが、「相手も速いからなかなか思うようにいかず、競ることも多いと思います」と林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)が警戒していたとおり、シャンソンの素早いプレーの前に前半は35-35と同点で折り返します。
後半もシャンソンがリードする形で試合が進みます。女子日本代表はリバウンドでつなぎながら得点を返し、根本葉瑠乃選手 (三菱電機 コアラーズ)のバスケットカウントで64-62と逆転に成功。オコエ選手の3ポイントシュートを皮切りに、馬瓜ステファニー選手(トヨタ自動車アンテロープス)ら3×3女子日本代表を含めた東京2020オリンピック出場メンバーが奮起し、辛くも勝利することができました。山本選手はトヨタ自動車戦での12点に続き、18点を挙げてチームハイ。アシストも6本を記録しています。
2試合ともチームハイの活躍を見せた山本麻衣選手
【試合後コメント】
■恩塚亨ヘッドコーチ
チームとしての理想を掲げ、志を持ってプレーすることで、選手自身がエネルギーを作り出し、その高いエネルギーでプレーすることができました。この2試合で私から発破をかけてプレーさせたこともなかったです。一方で、理想や志が高い分、うまくいかなかったときにそれを処理することができず、今日も苦しい時間帯は失敗した気持ちの方が強くなって受け止めらきれなかったところもありました。ただ、それもゲームの後半になるにつれて、選手たちがお互いに声を掛け合って、その状況から打破してプレーできたことが、今回のゲームでの一番の成果だと考えています。
■オコエ 桃仁花選手
3ポイントシュートの精度が上がってきているので、FIBA女子アジアカップに向けても、この良い状態を維持していきたいです。オリンピックに向けた合宿のときから、チャンスがあれば積極的に打って行くことを意識し続けてきたので、自然と身について打てるようになりました。このチームは若いですし、オリンピックを経験してきたのでリーダーシップをしっかりと執っていきたいです。
■中田 珠未選手
今回の合宿でスキルワークに取り組む時間が多かったですが、今までよりもドライブに行った後にしっかりとまわりを見られるようになったのは良かった点です。逆に、決めきれるシュートを落としてしまった時間帯があり、そういうときはディフェンスで耐えなければいけないにも関わらず、それがうまくできなかったのは反省点です。FIBA女子アジアカップでは、その時間帯が大事になってくるので、もっと粘ってしっかりオフェンスにつなげられるようにしたいです。課題もたくさん見つかりましたが、2試合ともしっかりと勝ち切ることができたのは次につながる終わり方ができたと思います。
第8次強化合宿はこの試合をもって終了し、一旦、日本代表チームは解散となります。今後、選手選考が行われ、第9次強化合宿を経て5連覇をかけてアジアカップ本番へと臨みます。ぜひ、女子日本代表チームに大きなご声援をお願いいたします。
なお、現在Wリーグの開幕に向けて所属チームが一堂に会するプレシーズンゲーム「Wリーグ オータムカップ 2021 in 高崎」(有観客試合)が開催中です (※ENEOSサンフラワーズ、富士通レッドウェーブは出場辞退)。全ての試合はバスケットLIVE、SPOZONEにて配信され、オリンピック銀メダリストも参戦中。こちらもぜひお楽しみください。