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【5人制女子 / 準決勝】日本87-71フランス:試合後コメント
■トム・ホーバス ヘッドコーチ

準々決勝のベルギー戦で選手たちの足が止まったように感じ、そこでスペーシングがなくなってしまうことがありました。昨日と今日の練習で、もう少しビッグマンが速いスピードで動くことで相手のディフェンスを迷わせられると思って修正しました。それが今日の試合ではよくでき、上手くスペーシングを使って攻めることができました。

フランスのディフェンスはアウトサイドシュートに対して警戒してきましたが、逆に今日はペイントアタックで攻めることができました。相手のディフェンスが前に出てきてことで、ペイントエリア内が空いていたので、町田(瑠唯)選手のペイントアタックなどがうまくはまりました。もし、相手がペイントエリアを守ってくれば、今度は3ポイントシュートで対抗できるので、相手がどっちを守るかを見て判断しています。

オリンピックのような大きな舞台で、決勝でアメリカと対戦できるこんなチャンスはほとんどありません。私は現役時代もコーチになってからも、一番強いチームに挑み、勝ちたいと思っています。そのチャンスが巡ってきました。勝つチャンスはありますし、自信もあります。全員を信じて戦うだけです。もう怖さなどは何もありません。逆に、この最高のステージで日本のバスケを世界中に見せたいですし、その気持ちは全員が持っています。楽しみです。



■#13 町田瑠唯選手

最初はあまり日本のリズムではなかったですが、後半はアグレッシブなディフェンスから走るバスケットにつなげられたことが今日の勝因です。自分たちの目標は金メダルなので、決勝が大事になります。チームで勝ちきれるように準備したいです。

ーー18アシストのオリンピック記録を更新したことについて

この数字を残せたことはうれしいですし、チームメイト全員に感謝しています。みんながカッティングしてくれるなど、本当に良いところに動いてくれています。自分のドライブに対しての合わせや、あまりよくないパスでも決めてくれているところがこのアシストにつながっているのかなと思っています。本当に一緒に出ている4人に助けられています。みんなが走ってくれているからこそ、そのチャンスを逃さないようにプレーしています。

前回アメリカに負けた時はイージーミスやイージーシュートを落としたり、3ポイントシュートの確率も良くなかったことで点差がついて負けてしまいました。まずはアグレッシブなディフェンスから、しっかり走ることが大事になります。それとチームとしてのどれだけミスを減らせるかを意識すれば、勝てない相手ではないと思っています。チーム全員で徹底していきたいです。

■#27 林咲希選手

今日は出だしが少し悪く、第1クォーターで少し点差が開いてしまいましたが、リバウンドやルーズボールを徹底したことで、相手の足が止まってきて自分たちのリズムになったというのが第2クォーターに感じました。後半はずっと自分たちのペースで進み、負ける気はしなかったです。

アメリカとは予選ラウンドで敗れており、リベンジできるチャンスだと思っています。アメリカ戦の映像を見て振り返って、何ができるかを考えて行きたいです。どんな試合になるかは分かりませんが、40分間自分たちがやることは変わりません。日本のバスケットを徹底していくことで、結果はついてくると思っています。

■#30 馬瓜エブリン選手

ヤッター!すごいことですよ。うれしいです。開幕戦に向けて、何ヶ月もかけてフランス戦はアジャストしてきましたので、あとはそれをコートで出すだけという状況でした。今日は本当にやるべきことを徹底し、走ってディフェンスすることができて勝てたので本当に良かったです。

このチームはどの試合を通しても、スタートの5人だけではなく、ベンチから出るメンバーも一人ひとりの仕事を全うすることができています。次の決勝こそその真骨頂として、全てを出さなければいけません。全員がそれぞれの役割を果たすことができれば、前回にアメリカと対戦した時のような高さを気にしてシュートミスをすることなども減らせると思います。最後なので、あとは自信を持ってシュートを打って、リングにアタックしていきたいです。

■#32 宮崎早織選手

いつでも試合に出る準備はしていましたが、今日は少し緊張しました。でも、自分のドライブやアシストは出せたと思います。点差が開いた時間帯に出たことで相手はプレッシャーをかけてきますし、そこに対してミスも多くなってしまったことはポイントガードとしての仕事をしっかり果たしたかったという反省はあります。

アメリカ戦は全員で戦わなければいけないですし、すごくタフな試合になるのは分かっています。ベンチメンバーがどれだけ相手に縮めさせることなくつなげるかが、すごくカギになってきます。どのタイミングで出るかは分かりませんが、みんながしっかり準備をして試合に臨めるようにしたいです。

■#52 宮澤夕貴選手

(決勝進出を決めてメダル確定となり)本当にうれしいですが、まだ実感がわいていないです。それは、全員で金メダルを目標にしているから、ここはまだ通過点だからだと思います。金か銀のメダルが確定したことはすごくうれしいです。

今日は自信を持って入れましたし、もちろん日本のバスケットを出せば絶対に勝てることは信じていました。でも、フランスも調子を上げてきていたので、開幕戦で勝利したことは忘れてゼロから準備してきましたし、油断などは絶対にありませんでした。みんなが自信を持って戦ったことがこの勝利につながったと思います。

金メダルを獲りたいです。試合を重ねるごとに良いチームになっていますし、チームの全員がそう思っています。あとは自信を持って、楽しんで日本のバスケを表現するだけです。

■#88 赤穂ひまわり選手

町田(瑠唯)選手は速い日本のバスケットを作るのがすごく上手ですし、そのスタイルに自分も合っていると思います。今日は町田選手の動きに合わせていっぱい走ることができ、そこで走れば絶対にパスが来るので、(パスしてくれて)ありがとうございますと言いたいです。

第1クォーターは相手にディフェンスリバウンドを取られてしまって、なかなかリズムに乗れませんでした。そこでホーバスヘッドコーチから「ディフェンスとリバウンドをもう一度意識して、そこから走って行こう」と言われ、それが徹底できた時間帯は日本のペースで試合ができていました。

アメリカは今大会唯一負けている相手ですし、同じ相手に2回は負けられないです。しっかり準備をして、日本のスタイルを40分間出し切り、良いバスケをして勝ちたいです。

■#99 オコエ桃仁花選手

これまではプレータイムは少なかったですが、髙田(真希)選手のプレーレベルを落とさないことが自分の仕事です。今日はそれができたのではないかと思います。

フランスとの初戦の時は、はじめてのオリンピックということもあり、緊張してしまってガチガチでした。今日は、フレッシュにプレーすることができました。

試合に出ていないときもベンチで声を出すなどできることをしていましたが、こうしてコートに立って結果を出せたことはメダルの重みも変わってくるのかなと思います。アメリカは、今日のセンターよりももっと強くなるので、精一杯がんばりたいです。