【5人制男子】東京2020オリンピックを戦い終えたヘッドコーチと全選手コメント
■フリオ・ラマスヘッドコーチ
満足してはいません。できれば一勝して終えたかったですが、このチームの試合内容を振り返ってみると、2年前と比較して国際経験をさらに積み重ね、確実に成長していますし、良くなっていると言えます。もちろん、スペインやアルゼンチンと同じ位置にいるとは思いませんが、過去の我々は超えています。そして、少しずつ世界と競争出来る場に近づいていることを実感しています。
オリンピック規模の大会では、選手もコーチも全員が成長します。この場で得られる経験はもちろん、知識や学べることが多くありました。この先、この場で得られたものをこのチームのために使い、同じ方向性に進み、成長させて行きながらレベルアップを図っていきたいです。
ファンの方々には、常に感謝しています。応援していただいているだけでなく、我々をリスペクトしてくれて、勝っても負けてもいつも明るく見守ってくれました。皆さんの気持ちは、我々に届いています。2年後には、沖縄で開催されるワールドカップがあります。このチームの未来を信じ続けてください。ポテンシャルは確実にあります。
■#2 富樫勇樹選手
東京オリンピックでのたくさんの応援ありがとうございました。夢のオリンピックに出場できたことをうれしく思いますが、チームとしては3連敗し、厳しい戦いになってしまいました。それでも応援してくださる方々のために、チームとして全力で戦うことはできたと思います。僕自身も一切悔いはありません。この経験をもちろん今後に生かさないといけないですし、男子日本代表が世界としっかり戦えるようなチームになるための本当に大きな第一歩だったと思っています。これからもたくさんの応援をよろしくお願いします。
■#6 比江島慎選手
個人としてはワールドカップの反省を生かしたプレーができ、そこからの成長を見せられた大会にはなったと思います。でも、真剣勝負の舞台で1勝を挙げたかったですし、結果は満足していませんが、また次に向けてつなげていきたいです。
■#8 八村塁選手
このような悔しい結果になりましたが、チームとしても個人としても成長することができ、次のオリンピックやワールドカップにつながる大会になったことは良かったです。いつもはそれぞれ違うチームで戦っていますが、所属チームに帰ってもオリンピックの経験を忘れずに、2024年のパリオリンピックや2023年ワールドカップに向けて取り組んでいきたいです。
■#9 ベンドラメ 礼生選手
今回のオリンピックを通じて、日本のバスケットボールが世界と肩を並べて戦えることを証明できたと思います。これは日本バスケットボールの世界への第一歩だと思って、これから各チームに帰っても世界を日々意識し、向上していきたいと思います。ありがとうございました。
■#12 渡邊雄太選手
今回のオリンピックは残念ながら3連敗という結果に終わってしまいましたが、選手12名とスタッフやコーチ陣とともに全力を出しきれたと思っています。まだまだ世界との差はありますが、確実に自分たちは成長できています。この悔しさをしっかりバネにして、次のワールドカップで世界を相手に勝てるようにがんばっていきます。ファンの皆さん、たくさんの応援ありがとうございました。今回は無観客でしたが、SNSなどを通して、皆さんの応援の声は僕たちにいつも届いていました。残念ながら1勝はできませんでしたが、皆さんの応援を胸に、もっと成長した日本代表の姿をワールドカップで見せられるようにがんばりますので、今後とも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。
■#14 金丸 晃輔選手
オリンピックを振り返って、まずは3試合での短いプレータイムでしたが、その中で自分ができることは精一杯出したつもりです。でも、結果には結びつかなかったので、そこは悔いに残るところです。試合以外では、開会式や選手村の雰囲気などすごく楽しむことはできました。一生に一度あるかないかのことですし、貴重な経験ができて本当に良かったです。
■#18 馬場雄大選手
東京五輪でのたくさんの応援ありがとうございました。結果としては満足の行くものではなかったですが、2年前のワールドカップと比べて世界の選手たちを相手に、しっかりと戦えることが証明できた大会だと思っています。日本のバスケットの成長を世界に証明することができたとも思っています。
個人としては、正直全然納得はいっていません。次に日本代表のユニフォームを着て皆さんの前でプレーするまでに、さらに選手として人間としてたくましくなれるようにがんばりますので、皆さんの熱い応援よろしくお願いします。これからも日本バスケ界の応援をよろしくお願いします。
■#23 エドワーズ ギャビン選手
戦いは終わりましたが、まさに一生に一度の経験でした。日本を代表して偉大な選手たちと試合ができたこと、そして日本中から応援してもらえたことは最高でした。無観客ではありましたが、みんなの声援は感じていましたし、メッセージもたくさん届きました。心から感謝しています。ありがとうございました。
オリンピック選手村での生活や小さい頃から見ていた他国の代表選手たちの試合は、まさしくここでしか得られない体験でした。このチームの一員でいられたことを心から光栄に思いますし、この素晴らしい機会をいただけたことに本当に感謝しています。この経験を生かして、私は戦い続けます。新たなレベルで、新たな役割を担ってプレーできることがわかりました。絶対にここで得たものを無駄にすることなく、この先の人生で生かしていきます。応援本当にありがとうございました。
■#24 田中大貴選手
ファンの皆さん、オリンピックでの応援ありがとうございました。望んでいるような結果は出ませんでしたが、日本一丸となってオリンピックの舞台をみんなで精一杯戦えたと思います。これからが日本バスケット界にとって大事になってくると思うので、また自分たちのことを応援してくださったらありがたいです。本当に応援ありがとうございました。
■#32 シェーファー アヴィ幸樹選手
今回のオリンピックでは3試合とも負けてしまい、思い通りの結果にはならなかったですが、世界のレベルと戦えるところまで来ていることは間違いなく感じられました。自分自身も通用する部分もあったと同時に、たくさんの課題も見つかった大会でした。この課題を克服して、まずはBリーグで活躍できるようにしていきたいです。このオリンピックでの経験を、次の代表活動や次のオリンピックに行かせるようにしていきますので、また応援よろしくお願いします。
■#34 渡邉 飛勇選手
本当に貴重な経験ができました。偉大なアスリートに囲まれて、大変な刺激を受けました。選手村では、テレビで見てきた人たちが普通に歩いていました。そんな彼らと対戦し、コート上で目の当たりにできればもっと良かったと思います。日本のバスケは成長していることを、この経験が教えてくれました。渡邊選手と八村選手が、日本代表を新たな地点に導いてくれましたが、僕も彼らに追いつき、進化できるようにがんばります。
試合に出ることはできませんでしたが、それでも大きな経験を得ることはできましたし、オリンピック選手になりました。もう何も恐れることはないので、 ここからは怖いもの無しでがんばるだけです。
■#88 張本天傑選手
今回のオリンピックを通じて、自分自身は世界のレベルを身を持って体験することができました。しっかりとこの経験を自分のチームに還元して、日本のバスケットのレベルを底上げできるように、これからも貢献していきたいです。