【5人制男子 / 予選ラウンド第3戦 大会レポート】日本77-97アルゼンチン:最後の望みを懸けた最終戦に敗れ、東京2020オリンピック敗退
AKATSUKI FIVE 男子日本代表は、アルゼンチンとの予選ラウンド最終戦。昨日終えた他グループの結果により、日本vsアルゼンチンの勝者が決勝トーナメント進出を決める大一番を迎えました。
スロベニア戦で肩を負傷したギャビン・エドワーズ選手を欠く中、フリオ・ラマスヘッドコーチはディフェンスで勝負を懸けます。強化試合でフランスに勝利したときに効果的だったゾーンディフェンスから入りましたが、アルゼンチンに4連続3ポイントシュートを決められて先行されます。対するアルゼンチンもディフェンスを徹底し、特に八村塁選手に対して厳しいマークをつけてきました。日本は他の選手たちが次々とゴールに向かってアタックし、引き離されずに試合が進みます。八村選手を2点に抑えられた前半でしたが、「これまでの2試合はチームに迷惑をかけ続けて来たので、最後はチームに貢献したい思いで必死にプレーしました」という馬場雄大選手や、比江島慎選手がチームを引っ張り、38-46と8点差で折り返します。
後半開始早々、2連続得点で42-46と追い上げましたが、アルゼンチンの3ポイントシュートでふたたび引き離されます。第4クォーターは両チームともほぼ同じシュート成功数でしたが、3ポイントシュートの数で上回られ、77-97と20点差で敗退。この結果により、男子日本代表はこれが東京2020オリンピックでのラストゲームになってしまいました。
2019年のFIBAワールドカップに続き、1勝もできずに終わりましたが、その悔しい思いもこの舞台に立たなければ経験できません。FIBAワールドカップ準優勝のアルゼンチン戦を経て、「経験値がすごく高く、このレベルのチームと試合をしたからこそ分かることがあると感じました。もちろん勝つつもりで全試合を戦ってきましたが、それを果たすことはできませんでした。でも、そこで見えた課題などを突き詰めていくことで、次のワールドカップやオリンピックで日本のバスケットがさらに上へ行けるように、進化を止めずに取り組んでいくべきだと思っています」と田中大貴選手は前を向いています。
FIBAワールドカップ直前にケガをしたことで、これが初の世界との真剣勝負となった富樫勇樹選手は、「チームとしてはこれが今の実力であり、この結果に後悔もありません。世界との差は分かっていたことですが、これが現実だと思わされました。ここからその差をどう埋めていくかだと思っています」と明確な課題が見つかったこともひとつの成果です。
試合を終え、悔しさに涙を流す渡邊雄太選手でしたが、「間違いなく、みんなが全力を出し切って戦うことはできました。3連敗し、悔しい気持ちしかないですが、ワールドカップの時のように負けたことに恥じる気持ちはありません。全員が100%持っている力を出せたと思いますし、この結果にも悔いはないです」と仲間たちの成長に誇りを感じていました。
八村選手は、「バスケをはじめたときからオリンピックを目指してきましたので、すごく特別な大会でした。開会式では旗手もさせていただいたことも誇りに思っており、うれしかったです」とはじめてのオリンピックを振り返ります。日本代表に対しては、「世界のトップクラスのチームと戦い、思うような結果にはなりませんでしたが、必ずこれからにつながる3試合になりました。実力的には負けていましたが、最後まで諦めずに戦った姿をファンの方々も見てくれたと思います」。選手それぞれが全力を尽くしたからこそ、得られるものも多くあったはずです。
男子日本代表の挑戦は終わりましたが、東京2020オリンピックの熱い戦いはまだまだ続きます。女子日本代表は明日8月2日(月)10:00よりナイジェリアとの予選ラウンド最終戦が待っており、決勝トーナメント進出は射程圏内に入っています。男子日本代表に勝利した同グループのスペイン、スロベニア、アルゼンチンは決勝トーナメント進出を決めており、メダル獲得を期待しています。
スロベニア戦で肩を負傷したギャビン・エドワーズ選手を欠く中、フリオ・ラマスヘッドコーチはディフェンスで勝負を懸けます。強化試合でフランスに勝利したときに効果的だったゾーンディフェンスから入りましたが、アルゼンチンに4連続3ポイントシュートを決められて先行されます。対するアルゼンチンもディフェンスを徹底し、特に八村塁選手に対して厳しいマークをつけてきました。日本は他の選手たちが次々とゴールに向かってアタックし、引き離されずに試合が進みます。八村選手を2点に抑えられた前半でしたが、「これまでの2試合はチームに迷惑をかけ続けて来たので、最後はチームに貢献したい思いで必死にプレーしました」という馬場雄大選手や、比江島慎選手がチームを引っ張り、38-46と8点差で折り返します。
後半開始早々、2連続得点で42-46と追い上げましたが、アルゼンチンの3ポイントシュートでふたたび引き離されます。第4クォーターは両チームともほぼ同じシュート成功数でしたが、3ポイントシュートの数で上回られ、77-97と20点差で敗退。この結果により、男子日本代表はこれが東京2020オリンピックでのラストゲームになってしまいました。
2019年のFIBAワールドカップに続き、1勝もできずに終わりましたが、その悔しい思いもこの舞台に立たなければ経験できません。FIBAワールドカップ準優勝のアルゼンチン戦を経て、「経験値がすごく高く、このレベルのチームと試合をしたからこそ分かることがあると感じました。もちろん勝つつもりで全試合を戦ってきましたが、それを果たすことはできませんでした。でも、そこで見えた課題などを突き詰めていくことで、次のワールドカップやオリンピックで日本のバスケットがさらに上へ行けるように、進化を止めずに取り組んでいくべきだと思っています」と田中大貴選手は前を向いています。
FIBAワールドカップ直前にケガをしたことで、これが初の世界との真剣勝負となった富樫勇樹選手は、「チームとしてはこれが今の実力であり、この結果に後悔もありません。世界との差は分かっていたことですが、これが現実だと思わされました。ここからその差をどう埋めていくかだと思っています」と明確な課題が見つかったこともひとつの成果です。
試合を終え、悔しさに涙を流す渡邊雄太選手でしたが、「間違いなく、みんなが全力を出し切って戦うことはできました。3連敗し、悔しい気持ちしかないですが、ワールドカップの時のように負けたことに恥じる気持ちはありません。全員が100%持っている力を出せたと思いますし、この結果にも悔いはないです」と仲間たちの成長に誇りを感じていました。
八村選手は、「バスケをはじめたときからオリンピックを目指してきましたので、すごく特別な大会でした。開会式では旗手もさせていただいたことも誇りに思っており、うれしかったです」とはじめてのオリンピックを振り返ります。日本代表に対しては、「世界のトップクラスのチームと戦い、思うような結果にはなりませんでしたが、必ずこれからにつながる3試合になりました。実力的には負けていましたが、最後まで諦めずに戦った姿をファンの方々も見てくれたと思います」。選手それぞれが全力を尽くしたからこそ、得られるものも多くあったはずです。
男子日本代表の挑戦は終わりましたが、東京2020オリンピックの熱い戦いはまだまだ続きます。女子日本代表は明日8月2日(月)10:00よりナイジェリアとの予選ラウンド最終戦が待っており、決勝トーナメント進出は射程圏内に入っています。男子日本代表に勝利した同グループのスペイン、スロベニア、アルゼンチンは決勝トーナメント進出を決めており、メダル獲得を期待しています。