【5人制男子 / 予選ラウンド第3戦】日本77-97アルゼンチン:試合後コメント
■フリオ・ラマスヘッドコーチ
アルゼンチン戦は、ディフェンスをテーマとして選手たちに伝えて臨みました。しかし、アルゼンチンの方が上手であり、思ったようにそのディフェンスが機能せず、失点が多くなってしまいました。まだまだ経験の差があり、今回も勝つことができず、FIBAワールドカップから成長した証を見せることはできませんでした。しかし、選手もチーム全体としても、ディフェンスでもオフェンスでもレベルアップし、今大会を通じてリバウンドでも成長が見られています。FIBAワールドカップで得た経験を生かして、今大会に選手たちは臨んでくれました。勝利を届けることはできませんでしたが、日本は確実に成長しています。
2017年から指揮してきましたが、この4年間で世界レベルと対戦する経験を積ませ、選手全体のレベルを引き上げるために取り組んできました。その中で、選手自身が必要なものを見極めて、自らレベルアップできるようになりました。その結果、アジアやオセアニア地区に対しては対等に戦えるようになりましたが、世界ではまだまだ勝利できるレベルには達していなかったことが、今回の結果につながってしまった。
■#2 富樫勇樹選手
いくら二人のNBA選手がいるとは言え、日本が簡単に世界を相手に勝てるとはもちろん思っていませんでした。僕自身は世界のトップレベルとの対戦は、このオリンピックがはじめてでしたので、その差はすごく痛感しています。でも、この差を少しずつでも埋めていかなければいけないと思っています。45年ぶりにオリンピックの舞台に立てたことを糧に、日本のバスケットがこれから良くしていかなければならないです。
何年もオリンピックを目標にしてきましたし、ようやくこの舞台に立つことができました。しかし、なかなか思うようには行かず、(ギャビン)エドワーズ選手のケガも含めて厳しい状態で今日の試合を戦わなければなりませんでした。でも、チームとしてはこれが今の実力であり、この結果に後悔もありません。世界との差は分かっていたことですが、これが現実だと思わされました。ここからその差をどう埋めていくかだと思っています。
■#6 比江島慎選手
決勝トーナメント進出のチャンスは残っていたので、ワールドカップ2位のレベルが高い相手ではありましたが、なんとしても勝ちたかったです。オリンピックでの1勝はものすごく価値があることですし、そこへ向けて全員が気持ちを全面に出して試合に入ることはできました。
相手はスイッチディフェンスをしながら、こちらのオフェンスの的を絞ってきました。ドライブからキックアウトが出せたときは速い展開になって、良いバスケットができていたと思います。あのようなプレーをもっともっと目指していかなければいけないです。また、前半に八村選手のエンジンがなかなかかからない中でも、しっかり競ることができていた部分はありましたので、そこはもっと突き詰めていきたいです。
小さい頃からの夢だったオリンピックの舞台でプレーできたことを誇りに思います。大会として大きくなればなるほど、スキルやレベルも上がって行く中で、自分の持ち味を出すことができた部分はあります。結果を見れば満足とはいかないですが、自分が世界に通用することは感じられました。
■#8 八村塁選手
今日の試合は相手にスカウティングされて、ボールを持たせないようにマークされ、ボールを持てば2〜3人が寄って来るチームディフェンスができていました。それでも前半は、しっかりついていくこともできていましたが、後半は僕らのディフェンスが甘くなってしまい、このような結果になってしまいました。(肩のケガにより)エドワーズ選手がこの試合に出られない状況となり、高さが低くなってしまいましたが、速さを生かしたオフェンスができたのは良かったと思います。
3連敗という結果になりましたが、若いチームであり、僕自身はオリンピックははじめてですし、FIBAワールドカップと合わせても世界大会は2回目です。こういう経験をどんどん積んでいく必要があります。2年前のFIBAワールドカップと比べれば、確実に僕らもチームとして成長しています。結果は出ていませんが、世界との差は縮まっていると思っていますし、感覚としてしっかり食らいついていました。NBA選手や海外で活躍する選手が増えていけば、日本代表ももっと強くなっていくと思いますし、これからが楽しみです。
■#12 渡邊雄太選手
間違いなく、みんなが全力を出し切って戦うことはできました。3連敗し、悔しい気持ちしかないですが、ワールドカップの時のように負けたことに恥じる気持ちはありません。僕が合流した期間は短かったですが、僕が入った初日から練習の雰囲気が2年前と比べても全然違っていたと感じていました。みんながそれだけこのオリンピックに向けて、強い思いを持って臨めていたからです。僕自身もプレー面でまだまだ成長しなければいけませんが、全員が100%持っている力を出せたと思いますし、この結果にも悔いはないです。
■#18 馬場雄大選手
この試合は、八村選手に対してのディフェンスが激しくなることは試合前から分かっていました。また、八村選手だけでは勝てないことも分かっていましたし、誰かがステップアップしなければならない中で、その役割が自分だという確信もありました。これまでの2試合はチームに迷惑をかけ続けて来たので、最後はチームに貢献したい思いで必死にプレーしました。
日本代表として、世界のトップレベルと対戦する経験はまだまだ足りません。その部分で、このオリンピックを通して、自分たちの実力を試すことはできました。個人としては、結果次第では無限大にも先につながる試合でしたので、楽しみながらも責任を感じながらプレーしていました。ラマスヘッドコーチの指導や強化し続けていただいたおかげで、日本のバスケは少しずつ力をつけてきています。それをこの舞台で証明したかったのですが、まだまだ力が足りませんでした。でも、これで終わりではないです。次につなげる意味でも、すごく大事な大会となりました。
■#24 田中大貴選手
エドワーズ選手が前の試合でケガをして、いつもと違うローテーションで渡邊選手を4番にして機動力を生かして、インサイドにスピードのミスマッチでアタックしたりとか、ディフェンスでゾーンを織り交ぜながら自分たちのペースで試合を進めるプランでした。立ち上がりからそれは出せていたと思いますが、相手にリバウンドを取られたり、ピック&ポップから3ポイントシュートを決められたり、それも技術の差だと思いますが、その技術が劣っていて簡単に外からシュートを決められていたことでこのような展開になってしまいました。
勝負事なので勝たないと意味がないと思っています。結果が全てですが、間違いなく前回のFIBAワールドカップのときよりも、今回の方が戦えていると思っています。ただ、ここからもう1段上に行かなければ、世界を相手に勝つところまで行かないことも痛感しました。このオリンピックで終わるわけではなく、日本のバスケットがどんどん良くなっていくためにはこういう大会をどんどん経験して、少しずつ積み重ねていくしかないです。
一気に結果が出せるほど、甘くはなかったです。ただし、これで崩れるのではなくて、積み重ねていくことが本当に大事です。この試合を経験した我々だけではなくて、テレビの前で見ていた若い選手たちが、これから先の日本のバスケットボールを引っ張っていくと思っています。それもある意味で絶対につながっていることです。自分もオリンピックに出たい、このレベルで戦いと思って欲しいですし、自分が若い時には今いる場所は想像すらできなかったです。それを踏まえても先に進んでいると感じていますし、次につなげていくべきだと思います。
■#32 シェーファー アヴィ幸樹選手
フィジカルをもっと強くしなければいけないことやルーズボールを取りきること、準備期間が短かったこともあり、八村選手や渡邉選手らNBAで活躍するスタープレーヤーたちと一緒にプレーすることにまだ慣れずに、うまくチームにフィットしきれない部分もありました。もっとバスケIQを高めて、他のチームメイトのレベルにしっかりフィットできるようにしていく必要があります。次のFIBAワールドカップへ向け、八村選手や渡邉選手らキープレーヤーたちの横にしっかり並んで活躍できるようになりたいです。
■#88 張本天傑選手
相手のカギを握るトランジションディフェンスとリバウンドを重点的に意識して、この試合に入りました。前半は10点差以内で競ることはできましたが、後半は相手のディフェンスが変わり、八村選手のところにボールを入れさせないようにしてきました。それに対して、もっと早くアジャストしなければいけなかったのですが、そこができなかったのが大きな敗因だと思っています。お互いに似ているプレースタイルであり、アルゼンチンに対して負けたことは何も言い訳はできないです。これが結果なので、しっかりと受け止めて次に向けてがんばっていきたいです。
オリンピックを経験し、ドリブルやシュートの1つを取っても、世界のレベルはその一つひとつの精度が高かったです。日本もその細かい部分まで追い詰めないと、1勝することは難しいです。本当に基本部分の差が出たと思います。オリンピックは自分自身を成長させてくれましたし、身を持って世界のレベルを体験することができました。この経験を今後の日本のバスケットの底上げにしなければいけないですし、所属チームのみんなにもしっかり還元していきたいです。
アルゼンチン戦は、ディフェンスをテーマとして選手たちに伝えて臨みました。しかし、アルゼンチンの方が上手であり、思ったようにそのディフェンスが機能せず、失点が多くなってしまいました。まだまだ経験の差があり、今回も勝つことができず、FIBAワールドカップから成長した証を見せることはできませんでした。しかし、選手もチーム全体としても、ディフェンスでもオフェンスでもレベルアップし、今大会を通じてリバウンドでも成長が見られています。FIBAワールドカップで得た経験を生かして、今大会に選手たちは臨んでくれました。勝利を届けることはできませんでしたが、日本は確実に成長しています。
2017年から指揮してきましたが、この4年間で世界レベルと対戦する経験を積ませ、選手全体のレベルを引き上げるために取り組んできました。その中で、選手自身が必要なものを見極めて、自らレベルアップできるようになりました。その結果、アジアやオセアニア地区に対しては対等に戦えるようになりましたが、世界ではまだまだ勝利できるレベルには達していなかったことが、今回の結果につながってしまった。
■#2 富樫勇樹選手
いくら二人のNBA選手がいるとは言え、日本が簡単に世界を相手に勝てるとはもちろん思っていませんでした。僕自身は世界のトップレベルとの対戦は、このオリンピックがはじめてでしたので、その差はすごく痛感しています。でも、この差を少しずつでも埋めていかなければいけないと思っています。45年ぶりにオリンピックの舞台に立てたことを糧に、日本のバスケットがこれから良くしていかなければならないです。
何年もオリンピックを目標にしてきましたし、ようやくこの舞台に立つことができました。しかし、なかなか思うようには行かず、(ギャビン)エドワーズ選手のケガも含めて厳しい状態で今日の試合を戦わなければなりませんでした。でも、チームとしてはこれが今の実力であり、この結果に後悔もありません。世界との差は分かっていたことですが、これが現実だと思わされました。ここからその差をどう埋めていくかだと思っています。
■#6 比江島慎選手
決勝トーナメント進出のチャンスは残っていたので、ワールドカップ2位のレベルが高い相手ではありましたが、なんとしても勝ちたかったです。オリンピックでの1勝はものすごく価値があることですし、そこへ向けて全員が気持ちを全面に出して試合に入ることはできました。
相手はスイッチディフェンスをしながら、こちらのオフェンスの的を絞ってきました。ドライブからキックアウトが出せたときは速い展開になって、良いバスケットができていたと思います。あのようなプレーをもっともっと目指していかなければいけないです。また、前半に八村選手のエンジンがなかなかかからない中でも、しっかり競ることができていた部分はありましたので、そこはもっと突き詰めていきたいです。
小さい頃からの夢だったオリンピックの舞台でプレーできたことを誇りに思います。大会として大きくなればなるほど、スキルやレベルも上がって行く中で、自分の持ち味を出すことができた部分はあります。結果を見れば満足とはいかないですが、自分が世界に通用することは感じられました。
■#8 八村塁選手
今日の試合は相手にスカウティングされて、ボールを持たせないようにマークされ、ボールを持てば2〜3人が寄って来るチームディフェンスができていました。それでも前半は、しっかりついていくこともできていましたが、後半は僕らのディフェンスが甘くなってしまい、このような結果になってしまいました。(肩のケガにより)エドワーズ選手がこの試合に出られない状況となり、高さが低くなってしまいましたが、速さを生かしたオフェンスができたのは良かったと思います。
3連敗という結果になりましたが、若いチームであり、僕自身はオリンピックははじめてですし、FIBAワールドカップと合わせても世界大会は2回目です。こういう経験をどんどん積んでいく必要があります。2年前のFIBAワールドカップと比べれば、確実に僕らもチームとして成長しています。結果は出ていませんが、世界との差は縮まっていると思っていますし、感覚としてしっかり食らいついていました。NBA選手や海外で活躍する選手が増えていけば、日本代表ももっと強くなっていくと思いますし、これからが楽しみです。
■#12 渡邊雄太選手
間違いなく、みんなが全力を出し切って戦うことはできました。3連敗し、悔しい気持ちしかないですが、ワールドカップの時のように負けたことに恥じる気持ちはありません。僕が合流した期間は短かったですが、僕が入った初日から練習の雰囲気が2年前と比べても全然違っていたと感じていました。みんながそれだけこのオリンピックに向けて、強い思いを持って臨めていたからです。僕自身もプレー面でまだまだ成長しなければいけませんが、全員が100%持っている力を出せたと思いますし、この結果にも悔いはないです。
■#18 馬場雄大選手
この試合は、八村選手に対してのディフェンスが激しくなることは試合前から分かっていました。また、八村選手だけでは勝てないことも分かっていましたし、誰かがステップアップしなければならない中で、その役割が自分だという確信もありました。これまでの2試合はチームに迷惑をかけ続けて来たので、最後はチームに貢献したい思いで必死にプレーしました。
日本代表として、世界のトップレベルと対戦する経験はまだまだ足りません。その部分で、このオリンピックを通して、自分たちの実力を試すことはできました。個人としては、結果次第では無限大にも先につながる試合でしたので、楽しみながらも責任を感じながらプレーしていました。ラマスヘッドコーチの指導や強化し続けていただいたおかげで、日本のバスケは少しずつ力をつけてきています。それをこの舞台で証明したかったのですが、まだまだ力が足りませんでした。でも、これで終わりではないです。次につなげる意味でも、すごく大事な大会となりました。
■#24 田中大貴選手
エドワーズ選手が前の試合でケガをして、いつもと違うローテーションで渡邊選手を4番にして機動力を生かして、インサイドにスピードのミスマッチでアタックしたりとか、ディフェンスでゾーンを織り交ぜながら自分たちのペースで試合を進めるプランでした。立ち上がりからそれは出せていたと思いますが、相手にリバウンドを取られたり、ピック&ポップから3ポイントシュートを決められたり、それも技術の差だと思いますが、その技術が劣っていて簡単に外からシュートを決められていたことでこのような展開になってしまいました。
勝負事なので勝たないと意味がないと思っています。結果が全てですが、間違いなく前回のFIBAワールドカップのときよりも、今回の方が戦えていると思っています。ただ、ここからもう1段上に行かなければ、世界を相手に勝つところまで行かないことも痛感しました。このオリンピックで終わるわけではなく、日本のバスケットがどんどん良くなっていくためにはこういう大会をどんどん経験して、少しずつ積み重ねていくしかないです。
一気に結果が出せるほど、甘くはなかったです。ただし、これで崩れるのではなくて、積み重ねていくことが本当に大事です。この試合を経験した我々だけではなくて、テレビの前で見ていた若い選手たちが、これから先の日本のバスケットボールを引っ張っていくと思っています。それもある意味で絶対につながっていることです。自分もオリンピックに出たい、このレベルで戦いと思って欲しいですし、自分が若い時には今いる場所は想像すらできなかったです。それを踏まえても先に進んでいると感じていますし、次につなげていくべきだと思います。
■#32 シェーファー アヴィ幸樹選手
フィジカルをもっと強くしなければいけないことやルーズボールを取りきること、準備期間が短かったこともあり、八村選手や渡邉選手らNBAで活躍するスタープレーヤーたちと一緒にプレーすることにまだ慣れずに、うまくチームにフィットしきれない部分もありました。もっとバスケIQを高めて、他のチームメイトのレベルにしっかりフィットできるようにしていく必要があります。次のFIBAワールドカップへ向け、八村選手や渡邉選手らキープレーヤーたちの横にしっかり並んで活躍できるようになりたいです。
■#88 張本天傑選手
相手のカギを握るトランジションディフェンスとリバウンドを重点的に意識して、この試合に入りました。前半は10点差以内で競ることはできましたが、後半は相手のディフェンスが変わり、八村選手のところにボールを入れさせないようにしてきました。それに対して、もっと早くアジャストしなければいけなかったのですが、そこができなかったのが大きな敗因だと思っています。お互いに似ているプレースタイルであり、アルゼンチンに対して負けたことは何も言い訳はできないです。これが結果なので、しっかりと受け止めて次に向けてがんばっていきたいです。
オリンピックを経験し、ドリブルやシュートの1つを取っても、世界のレベルはその一つひとつの精度が高かったです。日本もその細かい部分まで追い詰めないと、1勝することは難しいです。本当に基本部分の差が出たと思います。オリンピックは自分自身を成長させてくれましたし、身を持って世界のレベルを体験することができました。この経験を今後の日本のバスケットの底上げにしなければいけないですし、所属チームのみんなにもしっかり還元していきたいです。