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【5人制男子 / 予選ラウンド 大会レポート】歴史的1勝を目指すラストチャンス!アルゼンチンに勝利できれば決勝トーナメント進出
東京2020オリンピックは8日目を終え、5人制男子は予選ラウンドのグループAとBが全ての試合を終えました。この時点で上位2位となったフランス(グループA1位)とアメリカ(グループA2位)、オーストラリア(グループB1位)とイタリア(グループB2位)が決勝トーナメント進出を決めています。



AKATSUKI FIVE 男子日本代表が属するグループCは、8月1日(日)に最終戦が行われます。順位こそ決まっていませんが、すでに2勝しているスロベニアとスペインも決勝トーナメント進出が確定。残る2枠は、各グループ3位の中から勝率や得失点差などで比較した上位2チームにその切符が与えられます。

別グループの3位は確定しており、チェコとドイツがいずれも1勝2敗で予選ラウンドを終えました。8月1日(日)13:40より行われる日本vsアルゼンチン戦の勝者は勝率で並びます。さらに、チェコがアメリカに35点差で敗れたことで、現時点での得失点は日本がリードしています(ドイツ-16点、アルゼンチン-28点、日本-46点、チェコ-49点)。つまり、歴史的1勝を目指す日本が、ラストチャンスとなるアルゼンチン戦でその目標を達成すると同時に、決勝トーナメント進出が決まります。

しかし、アルゼンチンはFIBAランキング4位の強豪。スペインやスロベニア同様に格上であり、これまで一度も勝ったことがない相手です。先日のスペイン戦は2019年FIBAワールドカップ決勝の再戦となり、今回も71-81で敗れたアルゼンチンの選手たちは相当悔しがっていました。何より、FIBAワールドカップ準優勝チームとしてのプライドがあり、同じく勝てば決勝トーナメントへ進むアルゼンチンもここで負けるわけにはいかず、モチベーション高く来ることは間違いありません。

スロベニア戦後、「とにかくアルゼンチンに勝つことだけに集中したいです」と渡邊雄太選手は気合いを込めており、45年ぶりに出場したオリンピックで、同じく45年ぶりの勝利を目指します。



すでに決勝トーナメント進出を決めたオーストラリアには、今シーズンより島根スサノオマジックでプレーする#15ニック・ケイ選手が活躍しています。はじめてオリンピックの舞台に立ち、「国を代表して戦えることはとても光栄なことです」と喜びを噛み締めていました。NBA選手を多く擁するオーストラリアであり、「ブーマーズ(男子オーストラリア代表)にとって、チームケミストリーは一番大事にしている部分です。チームとしてプレーし、みんなで勝ち進んで行きたいです」と言うように、試合を重ねるごとに調子を上げています。「このオリンピックで活躍することで、島根にもファンが増えることを願っています」とメッセージを残し、決勝トーナメントで日本との対戦が実現することに期待しましょう。