3×3男子日本代表:東京2020オリンピック新種目3×3は明日7/24開幕「結果を出さなければメジャースポーツにはならない」落合知也選手
東京2020オリンピックより正式種目として新たに採用された3×3(スリー・エックス・スリー)バスケットボール競技は、明日7月24日(土)より3×3男女日本代表が揃って初戦を迎えます。2019年11月に開催国枠として出場権を獲得し、メダルを目指して準備してきた3×3男子日本代表チームのメンバーは以下の通りです。
■3×3男子日本代表選手
#23 保岡 龍斗 (G / 188cm / 秋田ノーザンハピネッツ / SEKAIE)
#30 富永 啓生 (G / 188cm / ネブラスカ大学)
#33 ブラウン アイラ (F / 193cm / 大阪エヴェッサ)
#91 落合 知也 (F / 195cm / 越谷アルファーズ / TOKYO DIME.EXE)
3×3は日本代表の活躍だけではなく、国内外で行われるさまざまな大会に出場した選手やチームが獲得したポイントもまた、世界ランキングに反映されます。7月21日現在、男子は11位、女子は8位の上位にいることも、多くの3×3プレーヤーの活躍の現れであり、日本一丸を体現するスポーツです。
オリンピックへの出場資格のひとつとして、国内ランキング上位10位から2人以上を選出することが定められています。女子はOQTを勝ち抜いた上位4人が選出されました。一方、男子は2位の落合知也選手と6位の保岡龍斗選手をトップ10内から選んだトーステン・ロイブル ディレクターコーチも頭を悩まし、苦渋の決断を下します。強化合宿だけではなくBリーグの試合も考慮しながら、最終的にはいろんなチーム構成を試していった中で、「一番良いパフォーマンスをしたことが最大の決め手となりました」。
Bリーグを本職とする選手たちにとっては、3×3の経験値は2年程度です。その中でも成長したのが保岡選手であり、ロイブルコーチはディフェンス面で期待を寄せます。保岡選手自身もその役割を理解し、「プロとして秋田でディフェンスを鍛えられ、それがうまく3×3にも出せています。世界のどの選手よりもアグレッシブなディフェンスをしたいです」と自信を持って臨みます。
ディフェンスを武器に成長を遂げた保岡龍斗選手
出場条件となる最低獲得ポイント5,400点を辛うじてクリアしたブラウン アイラ選手(6,961点)と富永啓生選手(7,006点)。しかし、アイラ選手はアメリカ代表として2012年FIBA 3×3 ワールドカップに出場した経歴の持ち主であり、富永選手はコロナ禍になる前の2019年にU23ネイションズリーグへ出場。3×3男子U23日本代表として海外に出向いて18試合を戦い、多くの経験を積んできました。アイラ選手は、「日本の弱点であるフィジカルとリバウンドを克服するために貢献し、チームの勝利に結びつけたいです」と体を貼ります。
アメリカに渡り、レンジャーカレッジでの昨シーズンは平均16.3点を挙げ、3ポイントシュート成功率はなんと48.7%を記録。3×3では5人制の3ポイントシュートが2点となり、それ以外は1点なので倍の価値があります。
「オリンピックでは自分の持ち味である2ポイントシュートやアグレッシブなドライブでチームを引っ張っていきたいです」
FIBAが世界的にルールを統一し、競技化を進めてきた3×3の世界大会がはじめて行われのは2012年であり、「当時は日本代表などもなく、一番最初に出た大会がロシア・ウラジオストックで行われ、コートもなくコンクリートの上で、さらに土砂降りの雨の中で国際試合を戦ったところからのスタートでした」と振り返るのは、3×3の歴史とともに歩んできた落合選手です。その後、はじめて開催されたFIBA 3×3 アジアカップへ向けた初の日本代表選考では選ばれず、挫折を味わいます。「本当に悔しい思いをしましたし、絶対に見返してやろうと思って取り組みました」という努力の甲斐あり、翌年2014年から4大会連続でFIBA 3×3 ワールドカップ出場を果たし、日本代表を牽引してきたパイオニアです。それゆえに、東京オリンピックに懸ける思いは誰よりも強く持っています。
2012年から3x3の歴史とともに歩んできた落合知也選手
「振り返れば、3×3のキャリアを歩んできた中でいろんな仲間やスタッフが支えてくれ、一緒に切磋琢磨して、楽しいことも苦しいことも味わってきました。東京オリンピックが終わったあとも、『3×3をメジャーにしたい』という思いで活動は続けますが、ここがひとつの集大成として、東京オリンピックで金メダルを取ることを目標にしています。結果を出さなければ、この3×3はメジャースポーツにはならないと思っていますし、誰よりもそこを意識して取り組んでいます」
3×3男子日本代表の初戦は7月24日(土)19:05より、FIBA 3×3 オリンピック世界予選をトップで勝ち抜いたポーランドと対戦します。
■予選ラウンドスケジュール
7月24日(土)
10:15[女子]日本 vs ROC(ロシア)
14:25[女子]日本 vs ルーマニア
19:05[男子]日本 vs ポーランド
22:25[男子]日本 vs ベルギー
7月25日(日)
10:15[女子]日本 vs モンゴル
17:55[女子]日本 vs フランス
19:05[男子]日本 vs オランダ
22:25[男子]日本 vs ラトビア
7月26日(月)
10:15[女子]日本 vs 中国
14:25[女子]日本 vs イタリア
12:00[男子]日本 vs セルビア
15:00[男子]日本 vs ROC(ロシア)
7月27日(火)
13:30[女子]日本 vs アメリカ
15:05[男子]日本 vs 中国
7月28日(水)
準決勝・決勝
■3×3男子日本代表選手
#23 保岡 龍斗 (G / 188cm / 秋田ノーザンハピネッツ / SEKAIE)
#30 富永 啓生 (G / 188cm / ネブラスカ大学)
#33 ブラウン アイラ (F / 193cm / 大阪エヴェッサ)
#91 落合 知也 (F / 195cm / 越谷アルファーズ / TOKYO DIME.EXE)
3×3は日本代表の活躍だけではなく、国内外で行われるさまざまな大会に出場した選手やチームが獲得したポイントもまた、世界ランキングに反映されます。7月21日現在、男子は11位、女子は8位の上位にいることも、多くの3×3プレーヤーの活躍の現れであり、日本一丸を体現するスポーツです。
オリンピックへの出場資格のひとつとして、国内ランキング上位10位から2人以上を選出することが定められています。女子はOQTを勝ち抜いた上位4人が選出されました。一方、男子は2位の落合知也選手と6位の保岡龍斗選手をトップ10内から選んだトーステン・ロイブル ディレクターコーチも頭を悩まし、苦渋の決断を下します。強化合宿だけではなくBリーグの試合も考慮しながら、最終的にはいろんなチーム構成を試していった中で、「一番良いパフォーマンスをしたことが最大の決め手となりました」。
Bリーグを本職とする選手たちにとっては、3×3の経験値は2年程度です。その中でも成長したのが保岡選手であり、ロイブルコーチはディフェンス面で期待を寄せます。保岡選手自身もその役割を理解し、「プロとして秋田でディフェンスを鍛えられ、それがうまく3×3にも出せています。世界のどの選手よりもアグレッシブなディフェンスをしたいです」と自信を持って臨みます。
出場条件となる最低獲得ポイント5,400点を辛うじてクリアしたブラウン アイラ選手(6,961点)と富永啓生選手(7,006点)。しかし、アイラ選手はアメリカ代表として2012年FIBA 3×3 ワールドカップに出場した経歴の持ち主であり、富永選手はコロナ禍になる前の2019年にU23ネイションズリーグへ出場。3×3男子U23日本代表として海外に出向いて18試合を戦い、多くの経験を積んできました。アイラ選手は、「日本の弱点であるフィジカルとリバウンドを克服するために貢献し、チームの勝利に結びつけたいです」と体を貼ります。
アメリカに渡り、レンジャーカレッジでの昨シーズンは平均16.3点を挙げ、3ポイントシュート成功率はなんと48.7%を記録。3×3では5人制の3ポイントシュートが2点となり、それ以外は1点なので倍の価値があります。
「オリンピックでは自分の持ち味である2ポイントシュートやアグレッシブなドライブでチームを引っ張っていきたいです」
??? happy birthday, @KeiseiTominaga ??? pic.twitter.com/W0vZaMxwVi
— FIBA3x3 ➡️ #3x3 #Tokyo2020 (@FIBA3x3) February 1, 2021
FIBAが世界的にルールを統一し、競技化を進めてきた3×3の世界大会がはじめて行われのは2012年であり、「当時は日本代表などもなく、一番最初に出た大会がロシア・ウラジオストックで行われ、コートもなくコンクリートの上で、さらに土砂降りの雨の中で国際試合を戦ったところからのスタートでした」と振り返るのは、3×3の歴史とともに歩んできた落合選手です。その後、はじめて開催されたFIBA 3×3 アジアカップへ向けた初の日本代表選考では選ばれず、挫折を味わいます。「本当に悔しい思いをしましたし、絶対に見返してやろうと思って取り組みました」という努力の甲斐あり、翌年2014年から4大会連続でFIBA 3×3 ワールドカップ出場を果たし、日本代表を牽引してきたパイオニアです。それゆえに、東京オリンピックに懸ける思いは誰よりも強く持っています。
「振り返れば、3×3のキャリアを歩んできた中でいろんな仲間やスタッフが支えてくれ、一緒に切磋琢磨して、楽しいことも苦しいことも味わってきました。東京オリンピックが終わったあとも、『3×3をメジャーにしたい』という思いで活動は続けますが、ここがひとつの集大成として、東京オリンピックで金メダルを取ることを目標にしています。結果を出さなければ、この3×3はメジャースポーツにはならないと思っていますし、誰よりもそこを意識して取り組んでいます」
3×3男子日本代表の初戦は7月24日(土)19:05より、FIBA 3×3 オリンピック世界予選をトップで勝ち抜いたポーランドと対戦します。
■予選ラウンドスケジュール
7月24日(土)
10:15[女子]日本 vs ROC(ロシア)
14:25[女子]日本 vs ルーマニア
19:05[男子]日本 vs ポーランド
22:25[男子]日本 vs ベルギー
7月25日(日)
10:15[女子]日本 vs モンゴル
17:55[女子]日本 vs フランス
19:05[男子]日本 vs オランダ
22:25[男子]日本 vs ラトビア
7月26日(月)
10:15[女子]日本 vs 中国
14:25[女子]日本 vs イタリア
12:00[男子]日本 vs セルビア
15:00[男子]日本 vs ROC(ロシア)
7月27日(火)
13:30[女子]日本 vs アメリカ
15:05[男子]日本 vs 中国
7月28日(水)
準決勝・決勝