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三井不動産カップ2021(埼玉大会)第1戦:日本84-76ベルギー「この勝利は大きな自信になりました」髙田真希キャプテン


「三井不動産カップ2021(埼玉大会)バスケットボール女子日本代表国際強化試合」がサイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館)で開幕。FIBAランキング10位のAKATSUKI FIVE 女子日本代表よりも上にいる6位、2018年に行われたFIBA女子ワールドカップでは4位の強豪である女子ベルギー代表と対戦。金メダルを目標に掲げる女子日本代表にとっては、現時点での力を試すにも最高の相手に対し、84-76で勝利しました。

両チームとも本番へ向けて素晴らしい仕上がりでこの試合を迎え、次々と得点を奪い合います。プレスディフェンスから赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)の連続スティールなどでミスを誘い、先に仕掛けた日本が17-7と10点差をつけます。しかし、ベルギーも#11エマ・メッセマン選手を中心に巻き返し、#5 キム・メスタフ選手の3ポイントシュートで第2クォーターには逆転を許します。前半終了間際、町田瑠唯選手(富士通レッドウェーブ)が果敢にゴールへアタックし、最後はスティールからそのまま得点を決め、43-42とリードを奪って後半を迎えます。

世界トップクラスの戦いはどちらも譲ることなく、65-65の同点であっという間に第3クォーターを終えました。勝負のラストクォーター、三好南穂選手(トヨタ自動車アンテロープス)の2連続3ポイントシュートで71-65と引き離してスタートします。フルコートディフェンスで加速し、84-76で強豪ベルギーに勝利。髙田真希キャプテンは「まず気持ちの面で負けないことをチーム全員で話し合ってこの試合に臨みました。この勝利は自分たちにとっても大きな自信になりました」と話し、本番に向けて弾みがつく1勝となりました。

神奈川大会でのポルトガル戦以来となる強化試合となり、強豪ベルギーに対して「自分たちの強みや弱み、どのプレーが効くかが最初は分からなかったです」と不安を見せるトム・ホーバスヘッドコーチ。これまで練習してきたスタイルを貫き、「とにかくエナジーで負けないこと、ディフェンスからプレッシャーをかければ絶対にチャンスがある」と選手たちを送り出します。その結果、12本のスティールを奪い、ベルギーに24本ものターンオーバーを与えたことも選手たちにとっては自信につながりました。



ポルトガル戦から好調をキープし、この試合も先発で起用された三好選手。「チームメイトがノーマークにしてくれてパスを出してくれるので、あとは決めるだけと思っていました」というとおり、5本の3ポイントシュートを決め、チームハイの17点を挙げてMVP受賞(MIPは30点を挙げたベルギーのメッセマン選手)。身長差を補うスピードで対抗する日本のスモールボールが機能しました。ポイントガードとして安定したゲームメイクが長所の町田選手は10アシストともに、果敢にゴールを狙って10点を挙げています。「ペイントアタックを意識したことでマークが空いたり、日本のセンター陣が上がって打つ3ポイントシュートを警戒したことでゴールに向かうことができました」と、結果的に得点が伸びたことを強調します。相手のディフェンスを打開するチームプレーの精度が上がっている証拠です。

次戦、7月17日(土)15:00から行われるプエルトリコ戦も含め、今大会のチケットは好評発売中です。
浦和駅西口から会場までの国際興業バス(浦11系統 中浦和駅・西堀経由桜区役所ゆき)を一部増便します。

この試合の模様は、見逃し配信も含めてバスケットLIVEでは全試合生配信されますので、そちらでもお楽しみください。