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日本生命カップ2021 (沖縄大会) 第1戦 日本79-58ハンガリー:「自分がチームにリズムを生み出さなければいけない」渡邊雄太選手


「日本生命カップ2021 バスケットボール男子日本代表国際強化試合」が沖縄アリーナで開幕。AKATSUKI FIVE 男子日本代表の初戦は、ハンガリー代表を相手に79-58で快勝し、白星スタートを切りました。第2戦は7月9日(金) 19:30より沖縄アリーナでベルギー代表と対戦します。この試合は19:00よりフジテレビにて生中継され、バスケットLIVEならびに、スポーツナビにてLIVE配信もあります。

今大会直前に合流したばかりの#12渡邊雄太選手が、挨拶がわりの3ポイントシュートで先制。「自分がチームにリズムを生み出さなければいけないと思っていたので、積極的に攻めて得点にも絡んでいこうと思っていました」と意識し、第1クォーターから10点を挙げます。その勢いに乗って、日本は21-7と序盤からリードを広げます。

渡邊選手がベンチに下がれば、立ち上がってコートにいる仲間たちに声をかけ、キャプテンシーを発揮。「その部分でも成長した姿を見せたかった」という渡邊選手は、NBAでもエースたちが同様にベンチで鼓舞してくれたトロント・ラプターズでの経験を生かし、チームを盛り立てます。21分36秒出場し、25点、7リバウンド、4アシスト、2スティール、2ダンクと攻守にわたって活躍し、沖縄アリーナを沸かせました。



ハンガリーを相手に79-58と21点差での勝利に対し、フリオ・ラマスヘッドコーチはディフェンスを評価します。「相手のトランジションをしっかりと止められた点が良かった」とともに、「1番の勝因はディフェンスリバウンドを80%取れたこと」を挙げます。総リバウンド数でも日本は42本(ディフェンスリバウンド36本)と、ハンガリーの30本よりも大幅に上回りました。

「チームとしてすごくディフェンスでは足が動いていたし、それがオフェンスでも良いリズムを生み出していました」と渡邊選手は、その要因を挙げます。「1試合を通してディフェンスをハードにできる時間帯が長く、相手を60点以下に抑えてることができました」という金丸晃輔選手は、これまでも「ディフェンスをリバウンドを徹底すること」を一番に考え、チームとして定着しつつあります。

東京オリンピックに出場する12名が確定し、金丸選手は「これからオリンピックまでの時間はそれほど長くないです。その中でどれだけ仕上げていくかが大事になります。自覚や様々な思いが、選ばれる前よりも強くなりました」と一層気を引き締めています。今大会や今後も続く試合を通じ、「サイズがあり、フィジカルも強いチームと戦えるのはオリンピックに向けて良い強化になります」とラマスヘッドコーチは話しており、短い時間でもレベルアップを目指します。