FIBA U19 ワールドカップ 2021:予選ラウンド[ROUND OF 16]日本86-89セルビア
16チームが参加する「FIBA U19バスケットボール ワールドカップ2021(以下U19ワールドカップ)」は予選ラウンドを終え、各グループの順位が決まりました。その結果を踏まえ、上位2チームなどが決勝トーナメントに進むレギュレーションではなく、ベスト8を懸けた戦い『ROUND OF 16』が用意されています。予選ラウンドは3連敗でグループA最下位に終わった男子U19日本代表ですが、3連勝でグループBトップに立つセルビアに勝てば、決勝トーナメントへ進出できます。下剋上を起こすこともできる大一番は、最後まで接戦となりました。
集中力や積極性を欠き、一方的な展開で敗れた昨日のリトアニア戦とは打って変わった姿を見せる男子U19日本代表選手たち。オフェンスではミスやシュートが入らない場面もありましたが、世界に勝つためにもベースとなるディフェンスで対抗していきます。課題であるリバウンドもしっかりとボックスアウトし、ルーズボールに絡んで強豪セルビアを相手に互角の戦いが続きます。
激しいディフェンスで対抗する男子U19日本代表チーム
これまでの試合では足りなかったペイントアタックが、キャプテンの#4 元田 大陽選手 (東海大学2年)をはじめ、この試合では多く見られました。そこからチャンスを広げ、第2クォーター中盤には#16 山ノ内 勇登選手 (リベットアカデミー)がリバウンドを押し込み、31-30とついにリードを奪います。その後も追う展開が続きましたが、前半のラストプレーで元田選手がリバウンドをがんばったことでファウルをもらい、フリースローを決めて41-42と1点差で後半へ。
粘り強いプレーでチャンスを作った元田 大陽選手
セルビアにインサイドを攻め込まれ、第3クォーター残り4分17秒、ダンクを決められて43-54と二桁点差に広げられます。高さも体格も違う相手に対して疲弊し、このまま引き離されてもおかしくない展開でしたが、この3試合を経験した選手たちが成長した姿を見せます。もう一度、ディフェンスで我慢し、体を当てていったことで相手のミスを誘いながらチャンスを作って1本ずつ返していきます。11点差がありましたが、第3クォーター終了時点には60-62と2点差まで追い上げます。
勝負の第4クォーター残り6分32秒、元田選手のスティールから#14 岩下 准平選手 (福岡大学附属大濠高校3年)が速攻を決め、66-66と同点に追いつきます。すぐさま3ポイントシュートを決められてリードを奪われますが、23点を挙げた#17 山﨑 一渉選手 (仙台大学附属明成高等学校3年)の活躍もあり、逆転を目指して奮闘が続きます。残り36秒、6点を追う日本は、この苦しい時間帯でもディフェンスの強度は変わらず、逆転へ向けたチャンスを作ります。
元田選手が得点したあと、相手のスローインを#13 金近 廉選手 (東海大学1年)がカット。こぼれたボールをそのまま3ポイントシュートを放った#14 岩下 准平選手 (福岡大学附属大濠高校3年)がファウルをもらいます。3本のフリースローをきっちりと決め、86-87。残り18秒、時間を止めてフリースローを与え、86-89。最後は岩下選手が強気な3ポイントシュートを放ちましたが、残念ながらリングを弾き、3点差のまま試合終了。下剋上とはなりませんでしたが、格上と対等に戦えたことを自信に変え、これからも試合が続きます。
9-16位決定戦にまわる日本の次戦は、7月9日(金)深夜2:30よりグループD 2位のトルコと対戦します。
集中力や積極性を欠き、一方的な展開で敗れた昨日のリトアニア戦とは打って変わった姿を見せる男子U19日本代表選手たち。オフェンスではミスやシュートが入らない場面もありましたが、世界に勝つためにもベースとなるディフェンスで対抗していきます。課題であるリバウンドもしっかりとボックスアウトし、ルーズボールに絡んで強豪セルビアを相手に互角の戦いが続きます。
これまでの試合では足りなかったペイントアタックが、キャプテンの#4 元田 大陽選手 (東海大学2年)をはじめ、この試合では多く見られました。そこからチャンスを広げ、第2クォーター中盤には#16 山ノ内 勇登選手 (リベットアカデミー)がリバウンドを押し込み、31-30とついにリードを奪います。その後も追う展開が続きましたが、前半のラストプレーで元田選手がリバウンドをがんばったことでファウルをもらい、フリースローを決めて41-42と1点差で後半へ。
セルビアにインサイドを攻め込まれ、第3クォーター残り4分17秒、ダンクを決められて43-54と二桁点差に広げられます。高さも体格も違う相手に対して疲弊し、このまま引き離されてもおかしくない展開でしたが、この3試合を経験した選手たちが成長した姿を見せます。もう一度、ディフェンスで我慢し、体を当てていったことで相手のミスを誘いながらチャンスを作って1本ずつ返していきます。11点差がありましたが、第3クォーター終了時点には60-62と2点差まで追い上げます。
勝負の第4クォーター残り6分32秒、元田選手のスティールから#14 岩下 准平選手 (福岡大学附属大濠高校3年)が速攻を決め、66-66と同点に追いつきます。すぐさま3ポイントシュートを決められてリードを奪われますが、23点を挙げた#17 山﨑 一渉選手 (仙台大学附属明成高等学校3年)の活躍もあり、逆転を目指して奮闘が続きます。残り36秒、6点を追う日本は、この苦しい時間帯でもディフェンスの強度は変わらず、逆転へ向けたチャンスを作ります。
元田選手が得点したあと、相手のスローインを#13 金近 廉選手 (東海大学1年)がカット。こぼれたボールをそのまま3ポイントシュートを放った#14 岩下 准平選手 (福岡大学附属大濠高校3年)がファウルをもらいます。3本のフリースローをきっちりと決め、86-87。残り18秒、時間を止めてフリースローを与え、86-89。最後は岩下選手が強気な3ポイントシュートを放ちましたが、残念ながらリングを弾き、3点差のまま試合終了。下剋上とはなりませんでしたが、格上と対等に戦えたことを自信に変え、これからも試合が続きます。
9-16位決定戦にまわる日本の次戦は、7月9日(金)深夜2:30よりグループD 2位のトルコと対戦します。