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FIBA U19 ワールドカップ 2021:予選ラウンド[第1戦]日本71-76セネガル
「FIBA U19バスケットボール ワールドカップ2021(以下U19ワールドカップ)」がラトビアにて開幕しました。男子U19日本代表が属する予選グループAでの初戦の相手はセネガル。お互いに12回もリードが変わる接戦となりましたが、最後は高さの前に71-76で敗れました。第2戦はすぐさま7月4日(日)18:00より行われます。このチームにとってはじめての試合で浮き彫りになった課題を次に生かし、気持ちを切り替えてカナダ戦に臨みます。この試合もFIBA公式YouTubeにてライブ配信されます。

#16 山ノ内 勇登選手 (リベットアカデミー)と#17 山﨑 一渉選手 (仙台大学附属明成高等学校3年)をはじめ、第1クォーターから6本の3ポイントシュートを決め、25-20と日本がリードしてゲームは進みます。積極的にメンバー交代を行いながら、最年少の#18 川島 悠翔選手 (福岡大学附属大濠高校1年)を含め、前半で全選手をコートに立たせました。214cmの#15 Ibou Dianko BADJI選手など高いセネガルにリバウンドを許し、セカンドチャンスから点差を詰められ、40-42と逆転されて前半を折り返します。


柔らかいシュートタッチで11点を挙げた山ノ内 勇登選手


お互いの特徴が分かって臨んだ後半、高さでまさるセネガルのブロックショットに阻まれ、日本の得点が伸びません。オフェンスが単調となり、守ってはファウルがかさんでいきます。活躍していた山ノ内選手は、第3クォーター途中で4回目を数え、ベンチに下がります。劣勢に立たされながらもディフェンスで粘り、54-59と5点差を追って、最終クォーターへ向かいます。ディフェンスを成功させたことで、オフェンスのリズムを取り戻した日本は、#14 岩下 准平選手 (福岡大学附属大濠高校3年)がラインから離れたディープ3ポイントシュートを決め、逆転に成功。しかし残り5分49秒、オフェンスリバウンドを取られ、続くシュートを止めに行った山ノ内選手が5つ目となり、ファウルアウト。インサイドが弱くなり、流れがセネガルに傾きます。セカンドチャンスからバスケットカウントでの失点が続き、逆転されます。


反撃の起点となる活躍を見せた岩下 准平選手


運動量で上回って相手を疲れさせたい日本でしたが、セネガルに終始フルコートディフェンスで対抗され、思うように攻められない時間が続きます。残り1分35秒、#7 木林 優選手 (筑波大学2年)の3ポイントシュートで息を吹き返し、69-71と2点差。その後もディフェンスを成功させ、チャンスを作りましたが、なかなかシュートが決まりません。逆にリバウンドを拾われ、セネガルにオフェンス権を与えてしまい、残念ながら逆転することはできず、71-76で敗れました。

練習試合も含め、このメンバーで戦うはじめての試合は悔しい結果に終わりました。しかし、自信につながるプレーも少なからずあったはずです。逆転につなげた岩下選手は、15点 / 5アシストでチームハイ。山﨑選手は12点、ファウルアウトしましたが、山ノ内選手は12分34秒の出場時間で11点を挙げました。次戦の相手はFIBA ユースランキング2位のカナダ(※日本は27位)。名門NCAAに在籍する選手が多数おり、同じ舞台を目指す彼らにとっては自ずとモチベーションが上がります。