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東日本大震災10周年復興支援大会(岩手大会)は明日19:35 TIP-OFF:「自分の役割はペイントタッチ」比江島慎選手


宮城県を後にしたAKATSUKI FIVE 男子日本代表チームは、岩手県に入りました。イラン代表チームを迎えた「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2021 (宮城大会 / 岩手大会) International Basketball Games 2021 in MIYAGI/IWATE 東日本大震災10 周年復興支援大会」の第2戦と第3戦は、奥州市総合体育館(Zアリーナ)にて行われます。

FIBAランキング42位の日本よりも高い23位のイランは、3位のオーストラリアに次ぐアジア2番目の強さを誇ります。東京オリンピックはもちろん、その後に行われるFIBA アジアカップ 2021への出場も決めました。強豪相手に、宮城大会では85-57で快勝。勝因はなんと言っても、57点に抑えたディフェンスです。さらに、大きな課題であるリバウンドは、210cmを超える選手を3人擁するイランに対し、37対33と4本上回りました。フリオ・ラマスヘッドコーチは「ディフェンスでは75%のボールを支配し、オフェンスでも36%の確率でリバウンドを取れていました」と評価しています。



ディフェンスを成功させたことで、日本らしい速い展開のオフェンスを出し、良い流れを作りました。3ポイントシュートの試投数や精度が上がっており、それを生み出しているのもガード陣が勇気を持ってペイントエリアにアタックしているからです。突破口を切り開いてチャンスを作った#6 比江島慎選手は、そのままフィニッシュを決めるシーンも多く、第1戦では16点を挙げました。「自分の役割はペイントタッチであり、それが仕事だとラマスヘッドコーチからも言われています」とチャンスメーカーとして活躍。FIBA アジアカップ 2021 予選で敗れた中国戦では、「リズムをつかめずにターンをしてしまいましたが、そこから切り替えて、力強くペイントタッチできていると思います」と修正し、今大会では自信を持ってゴールに向かっています。



チームトップの21点を挙げた#23ギャビン・エドワーズ選手ですが、7リバウンド / 4スティールとディフェンス面でも数字を残しました。#9 ベンドラメ 礼生選手は3スティール、数字が残らなくても#88 張本天傑選手の体を張ったディフェンスやリバウンドに絡むプレーなど、全員が守る意識を持って戦っていることで良い流れをもたらせています。そのディフェンスにも自信を持つ比江島選手は、「アジアカップ予選からこれまで以上にプレッシャーをかける意識は高くなりました」という成長が、イランのオフェンスリズムを崩していった要因です。比江島選手だけではなく全員がその強度を高め、チームの共通認識としてまとまりはじめています。

次戦は岩手県奥州市総合体育館(Zアリーナ)にて、6月25日(木)19:35よりTIP-OFF。この試合の模様はNHK BS1にて生中継されます。また、バスケットLIVEやスポーツナビでのLIVE配信も合わせてお楽しみください。