FIBA 3×3 オリンピック予選2021[最終日]
最後の切符を勝ち取り、東京オリンピック出場決定
最後の切符を勝ち取り、東京オリンピック出場決定
「FIBA 3×3 バスケットボール オリンピック予選 (FIBA 3×3 Olympic Qualifying Tournament) 」(オーストリア・グラーツ)は最終日を迎えました。東京2020オリンピックで行われるバスケットボール競技の全4カテゴリー(男女5人制、男女3×3)の中で、女子3×3のみ開催国枠での出場権を付与されていません。ゆえに、自らその切符を勝ち取らねばならない3×3女子日本代表。準々決勝のスイス戦を乗り越え、続く準決勝ではフランスに敗れましたが、しっかりと気持ちを切り替えて迎えた3位決定戦。スペインとの延長戦を制し、最後の切符を見事勝ち取り、東京2020オリンピックへの出場を決めました。
負ければ終わる準々決勝のスイス戦。日本の選手たちは緊張することなく、立ち上がりから5-1とリードを奪います。馬瓜ステファニー選手と西岡里紗選手がリバウンドに絡み、要所で篠崎澪選手がシュートを決めて日本ペースで試合は進みます。最後は山本麻衣選手がブザービーターを決めて20-13で勝利し、王手を懸けました。
勝った方にオリンピック出場権が与えられる準決勝は、FIBAランキング1位のフランスと対戦。フランスに先制されるも、西岡選手がインサイドを攻め、開始2分で3-2と逆転に成功。その後は一進一退の攻防を繰り返します。残り4分まで8-8の同点でしたが、フランスに連続得点を許し、8-11と3点を追う日本。残り1分49秒、日本は果敢に攻めたことで、フランスのチームファウルが7つ目を数えます。日本はフリースロー2本を与えられ、馬瓜選手が2本とも決めて11-12と1点差に迫ります。ディフェンスで我慢しながら残り18秒。山本選手がドライブを決め、14-14と同点に追いつきました。フランスに1点を決め返されますが、残り時間は7.9秒あり、ラストチャンスに懸けます。山本選手が2ポイントシュートで逆転を試みましたが決まらず、14-15。惜しくも1点差で敗れ、今大会初黒星を喫しました。
準決勝で勝利したフランスとアメリカが早々にオリンピックへの切符を手にします。そして最後の切符を懸けた本日3試合目となる3位決定戦は、スペインと対戦。フランス戦ではなかなか決まらなかった2ポイントシュートが決まり、日本がリードする展開。体格差で上回るスペインはインサイドを攻め、少しずつ点差を詰められます。残り5分、スペインが2本の2ポイントシュートを含む、3連続特典で9-11と逆転を許します。さらに、2ポイントシュートを決められ、9-13と4点ビハインド。日本は山本選手、篠崎選手の得点で巻き返し、12-13と1点差に追い上げます。しかし、スペインのインサイドを止められず、12-17と5点リードを許します。残り時間は2分を切り、厳しい時間帯の中でも日本は諦めることなく1本ずつ点数を詰めていきます。残り32秒、山本選手がシュートを決め、17-18と1点差まで追い上げます。続くディフェンスでは12秒間守り切って、ラストチャンスを得ます。篠崎選手がドライブから同点シュートを決め、18-18。スペインのラストシュートは外れ、2点先取の延長戦に突入。山本選手がファウルをもらい、スペインのチームファウルが7つ目となり、2本のフリースローを得ます。1投目は外れましたが、2本目をしっかり決めて、日本が先制。スペインの猛攻を凌ぎ、最後は馬瓜選手がドライブを決め、20-18で延長戦を制し、オリンピック出場を決めました。決勝点を決めた馬瓜選手がMVPを受賞。
この結果により、バスケットボール競技全4カテゴリーが東京2020オリンピックのコートに立つ権利を得ました。ご声援いただき、ありがとうございました。
■準々決勝
日本(Pool B:1位) 20-13 スイス(Pool D:2位)
フランス(Pool A:2位)18(OT)17 ハンガリー(Pool C:1位)
アメリカ(Pool A:1位)21-10 ベラルーシ(Pool C:2位)
スペイン(Pool D:1位)14-12 オーストラリア(Pool B:2位)
■準決勝
フランス 15-14 日本
アメリカ 21-13 スペイン
■3位決定戦
日本 20(OT)18 スペイン
☆オリンピック出場国(全8チーム)
ロシア、中国、モンゴル、ルーマニア、フランス、アメリカ、日本
※最後の1枠は「FIBA 3×3 ユニバ―サリティー方式オリンピック選考会2021 (UOQT)」 (※6/4~6 @ ハンガリー) で決定
負ければ終わる準々決勝のスイス戦。日本の選手たちは緊張することなく、立ち上がりから5-1とリードを奪います。馬瓜ステファニー選手と西岡里紗選手がリバウンドに絡み、要所で篠崎澪選手がシュートを決めて日本ペースで試合は進みます。最後は山本麻衣選手がブザービーターを決めて20-13で勝利し、王手を懸けました。
勝った方にオリンピック出場権が与えられる準決勝は、FIBAランキング1位のフランスと対戦。フランスに先制されるも、西岡選手がインサイドを攻め、開始2分で3-2と逆転に成功。その後は一進一退の攻防を繰り返します。残り4分まで8-8の同点でしたが、フランスに連続得点を許し、8-11と3点を追う日本。残り1分49秒、日本は果敢に攻めたことで、フランスのチームファウルが7つ目を数えます。日本はフリースロー2本を与えられ、馬瓜選手が2本とも決めて11-12と1点差に迫ります。ディフェンスで我慢しながら残り18秒。山本選手がドライブを決め、14-14と同点に追いつきました。フランスに1点を決め返されますが、残り時間は7.9秒あり、ラストチャンスに懸けます。山本選手が2ポイントシュートで逆転を試みましたが決まらず、14-15。惜しくも1点差で敗れ、今大会初黒星を喫しました。
準決勝で勝利したフランスとアメリカが早々にオリンピックへの切符を手にします。そして最後の切符を懸けた本日3試合目となる3位決定戦は、スペインと対戦。フランス戦ではなかなか決まらなかった2ポイントシュートが決まり、日本がリードする展開。体格差で上回るスペインはインサイドを攻め、少しずつ点差を詰められます。残り5分、スペインが2本の2ポイントシュートを含む、3連続特典で9-11と逆転を許します。さらに、2ポイントシュートを決められ、9-13と4点ビハインド。日本は山本選手、篠崎選手の得点で巻き返し、12-13と1点差に追い上げます。しかし、スペインのインサイドを止められず、12-17と5点リードを許します。残り時間は2分を切り、厳しい時間帯の中でも日本は諦めることなく1本ずつ点数を詰めていきます。残り32秒、山本選手がシュートを決め、17-18と1点差まで追い上げます。続くディフェンスでは12秒間守り切って、ラストチャンスを得ます。篠崎選手がドライブから同点シュートを決め、18-18。スペインのラストシュートは外れ、2点先取の延長戦に突入。山本選手がファウルをもらい、スペインのチームファウルが7つ目となり、2本のフリースローを得ます。1投目は外れましたが、2本目をしっかり決めて、日本が先制。スペインの猛攻を凌ぎ、最後は馬瓜選手がドライブを決め、20-18で延長戦を制し、オリンピック出場を決めました。決勝点を決めた馬瓜選手がMVPを受賞。
この結果により、バスケットボール競技全4カテゴリーが東京2020オリンピックのコートに立つ権利を得ました。ご声援いただき、ありがとうございました。
■準々決勝
日本(Pool B:1位) 20-13 スイス(Pool D:2位)
フランス(Pool A:2位)18(OT)17 ハンガリー(Pool C:1位)
アメリカ(Pool A:1位)21-10 ベラルーシ(Pool C:2位)
スペイン(Pool D:1位)14-12 オーストラリア(Pool B:2位)
■準決勝
フランス 15-14 日本
アメリカ 21-13 スペイン
■3位決定戦
日本 20(OT)18 スペイン
☆オリンピック出場国(全8チーム)
ロシア、中国、モンゴル、ルーマニア、フランス、アメリカ、日本
※最後の1枠は「FIBA 3×3 ユニバ―サリティー方式オリンピック選考会2021 (UOQT)」 (※6/4~6 @ ハンガリー) で決定