女子日本代表:4連覇よりも『打倒!中国』「FIBA 女子アジアカップ 2019」9月24日(火)開幕
「FIBA 女子アジアカップ 2019」開幕まで、あと3日(9月24日〜29日@インド・バンガロール)。本日9月21日(土)、AKATSUKI FIVE 女子日本代表チームは決戦の地へ向け、出発しました。
前回大会「FIBA女子アジアカップ2017」では準決勝で中国を74-71、オーストラリアを74-73でそれぞれ破って、3連覇を果たした女子日本代表。今大会は4連覇が懸かっており、優勝すれば中国(1990・92・94・95年)と韓国(1978・80・82・84年)が記録する最多連覇記録に並びます。
相当なプレッシャーもかかっていると思われましたが、「4連覇を考えている余裕がないです」と3度の表彰式を味わってきた宮澤夕貴選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)は意識していませんでした。女子アジアカップに臨む12名中、3人がAチームとして初の国際大会に臨み、昨年のFIBA女子ワールドカップを経験した本橋菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ)と赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)も初のアジアチャンピオンに向かいます。渡嘉敷来夢選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)と本川紗奈生選手(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)も2大会ぶりとあることで、連覇よりもこのチームとして新たに優勝を目指していました。
ユニバーシアードやBチームでの国際経験は豊富ですが、ホーバスヘッドコーチが指揮するAチームに初選出された林咲希選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)。6月に行われた「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2019 三井不動産カップ」でのベルギー戦で、合計10本の3Pシュートを決め、MVPを受賞。その後にケガをし、復帰に向けて別メニューで調整していた林選手が女子アジアカップに間に合いました。復帰したばかりのために「しっくりきていない部分はまだありますが、不安はありません」と心強いです。
毎試合30本以上の3Pシュート試投数を目標に掲げるトム・ホーバスヘッドコーチですが、「中国遠征では宮澤くらいしか3Pシュートを打つ選手がいませんでした。このチームはどのポジションでも3Pシュートを打ちますが、それでもシューターは2人必要です。これまでは宮澤だけだったので、オフェンスバランスも良くなかったです。林の復帰は楽しみであり、彼女のプレーはこのチームのスタイルにすごく合っています」と期待していました。「先輩たちは1戦1戦、調子を上げていけば良いとは思いますが、はじめての自分にそんな余裕はありません。常に全力でプレーしなければいけないです」と林選手も話しており、初戦から完全復帰した姿を見せてくれることでしょう。
急きょロスター入りした中田珠未選手(早稲田大学4年)、同じく9月2日の第9次強化合宿から追加招集された渡邉亜弥選手(三菱電機コアラーズ)もAチームとして初選出されました。今年は26人のプール制を採用し、そこから大会に向かってメンバー選考をしてきましたが、その大枠にも渡邉選手は入っておらず、「途中から合流するのは少し複雑な思いもありました」。
昨年はアジア競技大会に出場した渡邉選手ですが、ホーバスヘッドコーチの下でバスケをするのは昨春の第1次強化試合以来です。覚えなければならないことも多く、うまく合わない部分も当然あります。しかし、「そこで消極的になるくらいならば思い切ってプレーした方が良いと、合宿を重ねる度に思ってきました。いつも通りアグレッシブに、強気でプレーすることを忘れずにやっていきたいです」と吹っ切れたことで、得点力を生かした持ち味を発揮しはじめています。
4連覇に対してはあまり意識していない選手たちですが、昨年のFIBA女子ワールドカップ、そして先月の海外遠征で敗れたことで「打倒!中国」に燃えています。「今は中国しかターゲットにしていませんし、絶対に負けたくない」と宮澤選手も言い切ります。先月、中国に敗れた反省を踏まえ、「自分たちのバスケットをどこまで遂行できるか、トムさんが目指すバスケットをどこまでできるかがカギになってきます。1on1でもフィジカルで負けないこと。そこを徹底できれば、中国とも良い試合ができると思うし、絶対に勝ちたいです」と続け、1戦1戦集中し、試合毎に強くなっていくだけです。
■FIBA女子アジアカップ2019 (FIBA Women’s Asia Cup 2019)
【試合スケジュール】※日本時間
9月24日(火)23:30 日本 vs インド
9月25日(水)19:00 日本 vs チャイニーズ・タイペイ
9月26日(木)21:45 日本 vs 韓国
9月28日(土) 準決勝
9月29日(日) 決勝
※準決勝・決勝に進出した場合、BS-TBSにて放送予定
前回大会「FIBA女子アジアカップ2017」では準決勝で中国を74-71、オーストラリアを74-73でそれぞれ破って、3連覇を果たした女子日本代表。今大会は4連覇が懸かっており、優勝すれば中国(1990・92・94・95年)と韓国(1978・80・82・84年)が記録する最多連覇記録に並びます。
相当なプレッシャーもかかっていると思われましたが、「4連覇を考えている余裕がないです」と3度の表彰式を味わってきた宮澤夕貴選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)は意識していませんでした。女子アジアカップに臨む12名中、3人がAチームとして初の国際大会に臨み、昨年のFIBA女子ワールドカップを経験した本橋菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ)と赤穂ひまわり選手(デンソーアイリス)も初のアジアチャンピオンに向かいます。渡嘉敷来夢選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)と本川紗奈生選手(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)も2大会ぶりとあることで、連覇よりもこのチームとして新たに優勝を目指していました。
ユニバーシアードやBチームでの国際経験は豊富ですが、ホーバスヘッドコーチが指揮するAチームに初選出された林咲希選手(JX-ENEOSサンフラワーズ)。6月に行われた「バスケットボール女子日本代表国際強化試合2019 三井不動産カップ」でのベルギー戦で、合計10本の3Pシュートを決め、MVPを受賞。その後にケガをし、復帰に向けて別メニューで調整していた林選手が女子アジアカップに間に合いました。復帰したばかりのために「しっくりきていない部分はまだありますが、不安はありません」と心強いです。
毎試合30本以上の3Pシュート試投数を目標に掲げるトム・ホーバスヘッドコーチですが、「中国遠征では宮澤くらいしか3Pシュートを打つ選手がいませんでした。このチームはどのポジションでも3Pシュートを打ちますが、それでもシューターは2人必要です。これまでは宮澤だけだったので、オフェンスバランスも良くなかったです。林の復帰は楽しみであり、彼女のプレーはこのチームのスタイルにすごく合っています」と期待していました。「先輩たちは1戦1戦、調子を上げていけば良いとは思いますが、はじめての自分にそんな余裕はありません。常に全力でプレーしなければいけないです」と林選手も話しており、初戦から完全復帰した姿を見せてくれることでしょう。
急きょロスター入りした中田珠未選手(早稲田大学4年)、同じく9月2日の第9次強化合宿から追加招集された渡邉亜弥選手(三菱電機コアラーズ)もAチームとして初選出されました。今年は26人のプール制を採用し、そこから大会に向かってメンバー選考をしてきましたが、その大枠にも渡邉選手は入っておらず、「途中から合流するのは少し複雑な思いもありました」。
昨年はアジア競技大会に出場した渡邉選手ですが、ホーバスヘッドコーチの下でバスケをするのは昨春の第1次強化試合以来です。覚えなければならないことも多く、うまく合わない部分も当然あります。しかし、「そこで消極的になるくらいならば思い切ってプレーした方が良いと、合宿を重ねる度に思ってきました。いつも通りアグレッシブに、強気でプレーすることを忘れずにやっていきたいです」と吹っ切れたことで、得点力を生かした持ち味を発揮しはじめています。
4連覇に対してはあまり意識していない選手たちですが、昨年のFIBA女子ワールドカップ、そして先月の海外遠征で敗れたことで「打倒!中国」に燃えています。「今は中国しかターゲットにしていませんし、絶対に負けたくない」と宮澤選手も言い切ります。先月、中国に敗れた反省を踏まえ、「自分たちのバスケットをどこまで遂行できるか、トムさんが目指すバスケットをどこまでできるかがカギになってきます。1on1でもフィジカルで負けないこと。そこを徹底できれば、中国とも良い試合ができると思うし、絶対に勝ちたいです」と続け、1戦1戦集中し、試合毎に強くなっていくだけです。
■FIBA女子アジアカップ2019 (FIBA Women’s Asia Cup 2019)
【試合スケジュール】※日本時間
9月24日(火)23:30 日本 vs インド
9月25日(水)19:00 日本 vs チャイニーズ・タイペイ
9月26日(木)21:45 日本 vs 韓国
9月28日(土) 準決勝
9月29日(日) 決勝
※準決勝・決勝に進出した場合、BS-TBSにて放送予定