COLUMN

~宮地陽子のGO FOR 2028~海外日本代表候補選手奮闘記~
ロロ・ルドルフ 『チームのために貢献するという姿勢を持ち続けたい。それが、僕の目標です』


ロロ・ルドルフは、ソワソワしながらベンチで出番を待っていた。11月4日(日本時間5日)のNCAAバスケットボール開幕日。今年カリフォルニアステイト大フラントン校(以下CSFU)に入学したルドルフは、アウェイでのグランドキャニオン大戦でNCAAデビュー戦を迎えていた。

いつコーチから名前を呼ばれるだろうか。いつ自分の出番が来るだろうか。試合が始まってからずっとベンチで落ち着かなかった。スタンドには自分の大学デビュー戦を見るために片道5時間以上運転して、会場に駆けつけてくれた母がいた。しかし、前半が終わって後半が始まっても名前を呼ばれることはなく、結局コートに立つことができたのは試合が終わる寸前、勝敗が決した後の最後の35秒だけだった。高校ではずっとスターターとして活躍していた彼にとって、それは初めての経験だった。

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