COLUMN

~宮地陽子のGO FOR 2024~海外日本代表候補選手奮闘記~
マックニール キシャーン大河 『日本出身の選手としてトップクラスの選手だということを証明したいです。毎日、そう思ってやっています』


2022年にU18アジア選手権の日本代表メンバーに選ばれたとき、マックニール キシャーン大河は日本国内でほぼ無名の選手だった。母親が日本人で、マックニールも日本国籍を持っているのだが、神奈川県にあるアメリカ陸軍基地、キャンプ座間に生まれ育ち、インターナショナルスクールに通っていたため、日本国内の大会に出ることがなかったのだ。東京サムライのメンバーとして日本のチームと対戦したことはあったが、それも限られていた。

正直なところ、今もその状況はあまり変わっていない。この2年間、NCAAディビジョンⅠ(以下、D1と表記)に所属する日本人選手の1人として名前を見聞きした人はいるだろうが、セントフランシス大(PA)での1年目はレッドシャツ(試合に出られない立場の選手)で、2年目もシーズンを通して出たのはわずか8試合、合計20分。2年前のU18アジア選手権でも出場時間が限られていたため、彼のプレーを見た人が少ないのもしかたない。

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