COLUMN

2021年度バスケットボール女子日本代表 第3次強化合宿報告
トム・ホーバスヘッドコーチ「絶対にレベルアップしている」
第32回オリンピック競技大会 (東京2020オリンピック) へ向けて、AKATSUKI FIVE 2021年度バスケットボール女子日本代表チームは、第4次強化合宿を実施中。

東京2020オリンピックに向けて、熾烈な選考を兼ねた合宿が行われる中、トム・ホーバスヘッドコーチの第3次強化合宿時インタビュー報告をご紹介します。



28名からスタートした強化合宿ですが、第3次合宿では19名に絞り込まれました。東京2020オリンピックのコートに立てるのは12名だけであり、その争いが続いています。特に現在12名いるガード争いは激しさを増しています。スピードやパスなどに長けた選手もいれば、スモールボールではシュート力も求められます。ホーバスヘッドコーチはひとつに絞ることなく、「ディフェンスもパスもシューティングもボールハンドリングも判断力も、全てが大事になります。チームスタイルやバランスにマッチするかどうかなど、ひとつだけではなくトータルに見ながらみんなのプラスマイナスを考えて決めていきます」と話しており、頭を悩ませています。

合宿が終わる度に選手が絞り込まれていく現状には、緊張感があります。しかし、最年少の東藤なな子選手(トヨタ紡織サンシャインラビッツ)は、「自分が選ばれるためにどういうプレーをすれば良いかということに焦点を当てています。人数が減っていくことはあまり意識しないようにしています」と話すとともに、合宿を重ねるごとに持ち味を発揮しています。ホーバスヘッドコーチも「良いバスケットボールをしています。ディフェンスも強く、体も強いです」と評価していました。



第2次合宿までは別メニューで調整していた三好南穂選手(トヨタ自動車 アンテロープス)と林咲希選手(ENEOSサンフラワーズ)が復帰し、次回合宿からは宮澤夕貴選手(ENEOSサンフラワーズ)と本橋菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ)も練習に加わる予定です。選手が揃ってきたことで見通しが明るくなっており、ホーバスヘッドコーチも「頭の中でキレイにイメージできるようになってきました」と話しており、選手選考も佳境を迎えます。