COLUMN

2021年度バスケットボール女子日本代表候補選手 第3次強化合宿参加メンバーインタビュー
東藤 なな子選手「ウインターカップに出られなくてもオリンピック選手になれることを証明したい」
第32回オリンピック競技大会 (東京2020オリンピック) へ向けて、AKATSUKI FIVE 2021年度バスケットボール女子日本代表チームは、第4次強化合宿を実施中。

東京2020オリンピック出場を目指して、メンバーへの生き残りを懸けてアピールを続ける若手選手の、第3次強化合宿時のインタビューをご紹介します。
今回ご紹介するのは東藤なな子選手(トヨタ紡織 サンシャインラビッツ)。



合宿を重ねるにつれてこの環境にも慣れて、リラックスして練習できるようになってきました。自分の得意なドライブを生かしながら、トム(ホーバス)ヘッドコーチが求める3ポイントシュートでもアピールできていると思います。

ーー世界を相手に戦うための自信と課題点は?

アンダーカテゴリーの頃から、スピードを生かした1on1を持ち味として戦ってきました。Wリーグでも、ドライブからフィニッシュに持っていくことはできていると思っています。世界と戦う時は相手も大きくなり、ドライブに対してのマークも厳しくなります。そこからパスを出す精度やフィニッシュを決め切ることが課題になってきます。



最年少なので練習では先頭に立っていますが、自分としては年下だからというのは感じないようにしいています。先輩たちにも気持ちで負けず、年下だから遠慮せずという気持ちで臨んでいます。

ーー東京2020オリンピックへの思いを聞かせてください。

オリンピックを目指すきっかけになったのは、女子U18アジア選手権に出場したことで北海道予選で負けてしまいウインターカップに出られず、その大会でも中国に負けて準優勝になったときです。世界で戦う厳しさを知り、その後に出場した女子U19ワールドカップ(2019年/8位)では世界で勝つ楽しさも知りました。また、札幌山の手高校がウインターカップに出られない悔しさもあり、そのときにウインターカップに出られなくてもオリンピック選手になれることを証明したいと思ったところから意識しはじめました。そのときから気持ちは変わらずに強く持っています。