COLUMN

FIBA女子ワールドカップ予選ラウンド第1戦 地元スペインに敗れ、黒星スタート
FIBA 女子ワールドカップ 2018」がスペイン・テネリフェにて開幕しました。日本の初戦は、地元スペインと対戦。FIBAランキング2位の強豪を相手に71-84で敗れ、開幕戦を飾ることはできませんでした。


試合後のトム・ホーバスヘッドコーチならびに選手たちのコメントをご紹介します。

■トム・ホーバスヘッドコーチ
前半のターンオーバーは13本であり、日本の平均は11本なのでミスが多かったです。みんながバラバラになり、チームオフェンスができていませんでした。
日本のスタイルはチームバスケです。チャンスがあればドライブに行き、シューターはディフェンスが空いていれば積極的に打つことを意識させています。
しかし、この試合の前半はシューターがドライブし、ドライブする選手がシュートを打っていたためにリズムがおかしかったです。
もちろんスペインも良いディフェンスをしていました。もったいない試合でしたが、しょうがないです。
もう時間がないので、下を向いていてもしょうがありません。この試合のことは忘れて、次の試合のことだけを考えるだけです

■#15 本橋 菜子選手(東京羽田ヴィッキーズ)

2日ほど前の練習時にスタートで出るとヘッドコーチに言われました。
スタートでもそうではなくても、自分が出たときにはできることをやろうと思っており、強い気持ちは変わらず持っていました。日本のバスケはチームプレーが基本です。
ボールを回す速い展開をするためにボールも人も動いて最後に崩していくのですが、それができずに個々で1on1を仕掛けてしまっていました。やっぱり個々の技術では勝てず、シュートミスやブロックをされてしまい、個人プレーに走ってしまったことが良くなかったです


■#24 藤高 三佳選手(トヨタ自動車アンテロープス)

今日は、自分としての出だしは良かったですが、これで終わらないようにしなければいけません。
明日の試合にどのタイミングで出るかは分かりませんが、出たときには自分がしっかり仕事ができるようにいつでも準備しています。
このような敗戦経験も必要です。出だしが一番大切であるとともに、40分間自分たちのバスケットをすることがチームのモットーです。
40分間やり切ることを徹底し、この敗戦を生かして次は良い試合ができるようにしたいです。


■#99 オコエ桃仁花選手(デンソーアイリス)

ベンチから見ていて、アタックしていても動きが止まっているところが多かったので、自分から積極的に攻めることを心がけ、一本目のドライブでシュートが決まったときに戦えると思いました。
今までの強化合宿でアメリカと、スペインとも試合をしてきたので、自信と経験があったので緊張なく思い切ってプレーができました。

■FIBA 女子バスケットボールワールドカップ2018 大会概要

【日程】2018(H30)年9月22日(土)〜30日(日)

【開催地】スペイン・テネリフェ

【出場チーム】 ※16チーム
[グループA] 韓国、ギリシャ、カナダ、フランス
[グループB] オーストラリア、トルコ、アルゼンチン、ナイジェリア
[グループC] 日本、プエルトリコ、ベルギー、スペイン
[グループD] ラトビア、アメリカ、セネガル、中国

【予選ラウンド 試合日程】※日本時間(会場)
9月23日(日)4:00 日本 vs スペイン(Santiago Martin Arena)
9月23日(日)21:30 日本 vs ベルギー(Quico Cabrera Arena)
9月25日(火)19:00 日本 vs プエルトリコ(Quico Cabrera Arena)

※本大会の優勝チームは、2020年東京オリンピックの出場権を獲得
※各グループ1位は決勝トーナメント準々決勝(ベスト8)に進出、同2位、3位チームがA-B、C-Dの組み合わせでたすき掛けのベスト8進出決定戦を行う。