COLUMN

9月17日(月)FIBAワールドカップ アジア地区 2次予選の直前予習!
イラン代表とは?
本日、9月17日(月)に開催されるFIBAワールドカップ アジア地区 2次予選 Window4 イラン戦。

イラン代表というチームの特性と、試合の見所をレポートします。


■6年ぶりに大田区総合体育館にやって来るアジアの強豪

 アジア競技大会において、イランを相手に前哨戦となった準々決勝。しかし結果は、67-93と完敗でした。2015年FIBAアジア選手権では2度対戦し、3位決定戦は63-68と惜しかったものの、そこでも2連敗を喫しています。

 アジア大会は決勝戦で中国に敗れ、準優勝に終わったイランですが、2016年FIBAアジアチャレンジ、2014年FIBAアジアカップ、そして前回のFIBAワールドカップ(当時FIBA世界選手権)出場権を懸けた2013年FIBAアジア選手権など、何度もアジアの頂点に立つ強豪チームです。FIBAワールドカップ 2019へ向けたアジア地区 1次予選も5勝1敗でグループDを首位通過し、勝率でオーストラリアと並んでいます。

 2012年、当時できたばかりの大田区総合体育館で行われたFIBAアジアカップ。最後までどちらに転ぶか分からない接戦となった決勝戦の日本vsイラン。しかし1ゴール及ばず、51-53でイランに敗れ
優勝を手にすることはできませんでした。9月17日、同じ会場で行われるFIBAワールドカップ アジア地区2次予選のため、6年ぶりにイランがやって来ます。


6年前、大学生ながら日本代表デビューを果たしたのが比江島慎選手(青山学院大学〜ブリスベン・ブレッツ)と田中大貴選手(東海大学〜アルバルク東京)でした。様々な経験を積み、今では日本を引っ張る存在へと成長した二人。田中選手はイラン戦を楽しみにしていました。
「イランは高さもあり、フィジカルも強く、オーストラリアと遜色ないというアジアトップレベルのチームです。今までも良い試合をする時間帯もありましたが、最後の最後にリバウンドを獲られたり、球際のところで負けてしまう部分での差がありました。その差を埋めるために練習をしてきましたし、(八村)塁や(渡邊)雄太など高さのある選手が入ってくることで、どこまで通用するのかを試すチャンスだと思っています」


■アジアの王者を倒し、世代交代できる予感

 FIBAワールドカップ アジア地区 1次予選の開幕戦、Window1ではイラクに66-74で敗れ、まさかの黒星スタートとなったイラン代表。
その危機的状況に対し、2015年を最後にイラン代表から離れていたベテラン、#14サマド・ニックハ・バハミ選手(35歳)がWindow2から復帰。
イラン初のNBA選手であり、218cmのアジアのビッグマン、#15ハメッド・ハダディ選手と共にイラン代表の中心選手となっていました。
しかし、両選手とも本日の試合メンバーには入らないことがすでに発表となっています。

 注目選手は、強気でゴールを奪うポイントガード、#5サジャド・マシャイェキ選手。アジア競技大会では平均13点をマーク。富樫勇樹選手(千葉ジェッツ)と同い年ですが、早生まれのために2012年のFIBA U18アジア選手権に出場。

 渡邊雄太選手(メンフィス・グリズリーズ)を擁する日本と3位決定戦で対戦し、マシャイェキ選手は26点、12アシスト、11リバウンドのトリプルダブルを達成。83-87とこの世代でも惜敗し、様々な選手にとって苦い思いをしてきました。ホームゲームでイランを倒すことで、新たな時代の扉を開くターニングポイントになるかもしれません。




イランの登録メンバーは下記サイトを参照

FIBA公式サイト